カンザスシティ・チーフス Kansas City Chiefs
シーズン成績(NFL全体順位) | |
---|---|
オフェンス
| |
パス1試合平均獲得ヤード | 281.1ヤード(5位) |
ラン1試合平均獲得ヤード | 98.1ヤード(23位) |
フィールドゴール成功率 | 90%(6位) |
ディフェンス
| |
パス1試合平均喪失ヤード | 221.4ヤード(8位) |
ラン1試合平均喪失ヤード | 128.2ヤード(26位) |
シーズン成績(NFL全体順位) | |
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オフェンス
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パス1試合平均獲得ヤード | 281.1ヤード(5位) |
ラン1試合平均獲得ヤード | 98.1ヤード(23位) |
フィールドゴール成功率 | 90%(6位) |
ディフェンス
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パス1試合平均喪失ヤード | 221.4ヤード(8位) |
ラン1試合平均喪失ヤード | 128.2ヤード(26位) |
スーパーボウルまでの道のり
2018年シーズンのMVPを受賞したクオーターバック(QB)パトリック・マホームズを擁するカンザスシティ・チーフスはAFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)の第2シード権を得てプレーオフに臨んだ。ヒューストン・テキサンズと戦ったディビジョナルラウンドでは第2クオーターまで0対24とリードされながらも、大逆転を果たして51対31で勝利している。ポストシーズンでの51得点はチーフス史上最高だ。翌週に行われたカンファレンスチャンピオンシップでは、プレーオフで難敵を打ち負かしてきたテネシー・タイタンズと対戦。前半でリードされる場面もあって接戦となったが、終わってみれば35対24で勝利をものにし、第54回スーパーボウルへの切符を手に入れた。
1970年以来のスーパーボウル出場を決めたチーフスはレギュラーシーズン中盤に連敗を喫するなど、決して順風満帆ではなかったが、終盤は立て続けに白星を挙げ、2019年シーズンを12勝4敗で締めくくってポストシーズンを迎えた。若手プレーヤーが豊富なチーフスは、チーム史上2回目のスーパーボウル制覇を狙う。
攻撃の注目ポイント
チーフスの攻撃陣にはQBマホームズを中心に、ワイドレシーバー(WR)タイリーク・ヒルやタイトエンド(TE)トラビス・ケルスなどリーグ屈指のスター選手がそろっている。しかし、高得点を獲得し続けるチーフスの強さは単なるスター選手の活躍だけではなく、選手の特徴を生かした攻撃システムにある。フットボールの常識を覆すようなチーフスの攻撃は、通常のランとパスに加えてエースWRであるヒルのスピードを用いたプレーや、機動力のあるケルスを活用した予想不可能なプレーで相手ディフェンスを翻ろうしてきた。特殊なプレーだけではなくベーシックなプレーも得意なオフェンス陣はリーグトップクラスと言えるだろう。
守備の注目ポイント
チーフス守備陣は進化し続けている。すでにレギュラーシーズンの平均失点とパス守備においてリーグトップクラスの成績をたたき出しながらも、さらなる成長の兆しを見せているのだ。とはいえ、課題もある。最も顕著なのはレギュラーシーズン26位に終わったラン守備だ。レギュラーシーズンのチーフスは喪失ランヤードが1試合平均128ヤードと、決して好成績とは言えない。しかし、カンファレンスチャンピオンシップではリーグトップレベルのラン攻撃を備えるタイタンズをわずか85ランヤードに抑える活躍で勝利した。課題だったラン守備を克服したチーフスの守備が強固な壁となり、49ersを迎え撃つ。
注目プレーヤー
QBパトリック・マホームズ
プロ入り2年目の2018年シーズンにリーグMVPに輝いたマホームズはNFLを代表するスター選手の1人だ。3年目の今季は攻撃の要としてチーフスをスーパーボウルへと導いた。フットボールの常識にとらわれないプレースタイルで対戦相手に揺さぶりをかける
DE フランク・クラーク
2019年シーズンにシアトル・シーホークスから移籍してきたクラークはチーフス守備陣の中心選手だ。プレーオフでは合計4サックを記録する活躍でチーフスのスーパーボウル出場に大いに貢献した。圧倒的なスピードと強烈なサックで相手QBに忍び寄る。
セーフティ(S) タイラン・マシュー
プロ7年目のベテラン、タイラン・マシューはクラークと同じく今季からチーフスに合流した。175cm、84kgとNFLではかなり小柄な方だが、その体型からは想像できないようなハードヒットを繰り出す。