ニューイングランド・ペイトリオッツ New England Patriots

シーズン成績(NFL全体順位)
オフェンス
パス1試合平均獲得ヤード 276.1(2位)
ラン1試合平均獲得ヤード 118.1ヤード(10位)
フィールドゴール成功率 92%(4位)
ディフェンス
パス1試合平均喪失ヤード 251.2ヤード(30位)
ラン1試合平均喪失ヤード 114.8ヤード(20位)

シーズン成績(NFL全体順位)
オフェンス
パス1試合平均獲得ヤード 276.1(2位)
ラン1試合平均獲得ヤード 118.1ヤード(10位)
フィールドゴール成功率 92%(4位)
ディフェンス
パス1試合平均喪失ヤード 251.2ヤード(30位)
ラン1試合平均喪失ヤード 114.8ヤード(20位)

【スーパーボウルまでの道のり】


9シーズン連続でAFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)東地区優勝を果たしたペイトリオッツは第1シードを手にポストシーズンを戦った。ディビジョナルラウンドでは35対14でテネシー・タイタンズを撃破し、7年連続のAFCチャンピオンシップ進出を決めている。さらに、カンファレンスチャンピオンシップではスーパーボウル初出場を目指していたジャクソンビル・ジャガーズに勝利し、AFC王者に輝いた。第51回スーパーボウル覇者のペイトリオッツは2年連続王者を目指してミネソタへと乗り込む。ヘッドコーチ(HC)のビル・ベリチックは就任から8度目のスーパーボウル出場を果たし、最多優勝記録の更新がかかる。

【ペイトリオッツ攻撃の注目ポイント】


攻撃陣は今年40歳を迎えたクオーターバック(QB)トム・ブレイディを中心に構成される。シーズン開始直前にはエースレシーバーのジュリアン・エデルマンが故障者リスト入りし、さらにカンザスシティ・チーフスとの開幕戦で42対27と大敗するなど決して幸先の良いスタートとはいかなかった。それでも、シーズンを終えてみれば13勝3敗、例年と変わらぬ強さを誇ったのである。タイトエンド(TE)ロブ・グロンコウスキーは1,084ヤードを獲得する好パフォーマンスを発揮し、ニューオーリンズ・セインツから移籍してきたワイドレシーバー(WR)ブランディン・クックスも1,082ヤードをマークしている。エデルマン不在となってもグロンコウスキー、クックス、ダニー・アメンドーラ、クリス・ホーガンの活躍で平均獲得ヤードはリーグ1位だ。またランニングバック(RB)のジェームス・ホワイトとディオン・ルイスの存在も大きい。ランだけではなくパスでも活躍する2人がペイトリオッツ攻撃の支柱となっている。

【ペイトリオッツ守備の注目ポイント】


前年はリーグトップのディフェンスを誇っていたにもかかわらず、2017年シーズンにはそれが弱点に変わってしまった。平均獲得ヤードがリーグ1位なのに対して平均喪失ヤードは29位と大きな差がある。パスヤードやラッシングヤードも同様にリーグの中では最低レベルだ。とはいえ、注目すべきは失点数。1試合の平均失点数は18.5点とリーグで5番目に少なく、つまりはヤード数を奪われながらもタッチダウンは取られていないことになる。第49回スーパーボウルの最後にインターセプトで試合を決定づけたマルコム・バトラーやカイル・バンノイ、パトリック・チャンなどNFLトップレベルのディフェンス陣が勝利のカギを握るかもしれない。

【注目プレーヤー】


 
QBトム・ブレイディ
 

今回で8度目のスーパーボウル出場となるブレイディは今やNFLを代表するスーパースターだ。これまで数々の記録を打ち立ててきたブレイディが、また新たにスーパーボウル最多出場記録の更新も果たす。40歳を迎えて挑んだ2017年シーズン、身体の衰えを心配する声があったものの、2007年以来のリーディングパサーとなり、年齢を全く感じさせないプレーを披露した。


 
RBディオン・ルイス
 
ルイスは2015年シーズンからペイトリオッツの一員としてフィールドを駆けるプロ7年目のRBだ。ブレイディのパスオフェンスにとって最大の武器であり、第51回スーパーボウルでも大活躍した。2017年シーズンはランとレシーブの合計でプロ入り後、最多となる1,110ヤードをマークしている。ランとパスの両方でチームを支えるオフェンスのキープレーヤーだ。