ミネソタ・バイキングスのタイトエンド（TE）T.J.ホッケンソンは、昨シーズンを棒に振った膝の大ケガから復帰するべく、長い道のりを歩んでいる。

ホッケンソンはシーズン第5週にクオーターバック（QB）アーロン・ロジャース率いるニューヨーク・ジェッツと対戦するための、ロンドンへの長いフライトに間に合うように復帰できるのだろうか？　ホッケンソンは現地15日（水）に“NFL Schedule Release ’24 show （NFL 2024年スケジュールリリースショー）”に出演した際に、それはまだ分からないとコメントした。

ホッケンソンは昨シーズンの第16週に行われたデトロイト・ライオンズ戦で断裂したACL（前十字靭帯／ぜんじゅうじじんたい）とMCL（内側側副靭帯／ないそくそくふくじんたい）の回復について、こう話した。

「まだ具体的な復帰時期は決まっていない。1日ごと、1週ごとに様子を見ながら進めている。このプロセスにはいろいろなことがあるからね。今のところ、回復はとても順調だ。各段階を1つ1つクリアしている。1つずつクリアしているし、素晴らしいよ。信じられないほど進んでいる」

ホッケンソンの負傷のタイミングからすると、2024年シーズン開幕に復帰するのは厳しいかもしれないが、シーズン第5週までには戻ってこられる可能がある。

現在、ホッケンソンの具体的な復帰の目処は立っていない。しかし、昨シーズンに15試合出場してレシーブ95回、960ヤード、タッチダウン5回をマークしたホッケンソンは、自身初のインターナショナルゲームへの出場を望んでおり、次のように語った。

「海外でプレーすることで、リーグやNFL、ファンベースを国内だけでなく世界中にも広がることができるのは、とてもワクワクするね。ミネソタ・バイキングスにとっても素晴らしいことだ」

バイキングスがアトランタ・ファルコンズ——そしてクオーターバック（QB）カーク・カズンズ——をホームで迎え撃つシーズン第14週までには、ホッケンソンは戻ってくるはずだ。カズンズはアキレス腱断裂によって、バイキングスでの6シーズン目を8試合で終えた。そんなカズンズもホッケンソンのように復帰の道を歩んでいるが、それは別のチームでの挑戦だ。

ホッケンソンは「ファルコンズのジャージを着たカ—クを見るのは確かに変な感じだ」とコメント。

かつてカズンズからパスを受けていたホッケンソンは、カズンズがどんなチームのジャージを着ていても、ベテランQBとしての素晴らしいパフォーマンスを取り戻すと確信している。

ホッケンソンは次のように続けた。

「彼はリハビリに積極的に取り組むタイプだ。彼はケガをする前と同じ選手として戻ってくる。彼と対戦するのは間違いなくチャレンジになるだろう。でも、今は俺たちが紫色のジャージを着ていて、彼は敵チームだから、そのつもりで接するよ」

【KO】