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ムーアOCの下で「イーグルスオフェンスの95%は新しくなっている」とQBハーツ

2024年06月08日(土) 10:04


フィラデルフィア・イーグルスのジェイレン・ハーツ【AP Photo/Lindsey Wasson】

昨シーズン終盤の苦戦を受け、フィラデルフィア・イーグルスは新しい攻撃コーディネーター(OC)ケレン・ムーアを迎え入れ、システムの改良を図っている。クオーターバック(QB)ジェイレン・ハーツによると、この改良は全面的なシステムの見直しに近いという。

『ESPN』によると、ハーツは現地6日(木)、「ある時点で、慣れてくるだろうし、気に入るようにもなると思うけれど、それは繰り返し、繰り返し、やってみてからのこと。今は新しいことが多くて——大部分、おそらく95%くらいは新しいことだし、そのプロセスを進んでいるところ。他の人たちには何がうまくいくのか、そういうのを見られたりもするから楽しいプロセスだよ」と話し、次のように続けたという。「向かっている目標はケレンが指揮するオフェンスを学んで自分たちのものにすることだから、それには時間がかかるし、最終的には自分のものにして、自分なりのやり方にしていきたい」

ヘッドコーチ(HC)ニック・シリアニとムーアOCはそれぞれのキャリアで実行してきたスキームを融合させることについて、これまでも話し合ってきた。ハーツはイーグルスが昨年に実行したプレーと似ているかもしれないが、そこに至るまでの手順や、各選手の役割に微調整が施されたとつけ加えている。

また、シリアニHCは「図上に書かれたXやO、ラインなどは意図された通りに書かれているかもしれないが、私がどのようにコーチングするか、こうしたルートをどのように詳しく書くか、クオーターバックをどのようにコーチングするか、どのタイミングで、どこを見てほしいか、どこに視線を向けるべきか、だ。レシーバーがルートを読んでいるのかいないのか? アラートを気にしているか、チェックやアジャストメントが組み立てられているのか、あるいはクオーターバックがやるべきことなのか? それがシステムをシステムたらしめるものだ」と述べた。

OTA(チーム合同練習)やミニキャンプ中、イーグルスの選手たちは新しいスキームについて熱く語っていたものの、オフシーズンのこの段階ではプレーのタイミングがまだ完全にはかみ合っていなかったため、解決すべき課題は残っているようだ。

ムーアOCを迎え入れた目的はダラス・カウボーイズやロサンゼルス・チャージャーズでの経験を生かし、昨シーズンに停滞したシステムに新しい風を吹き込むことだった。新しいシステムは多様性をもたらし、モーションが増え、昨年よりもハーツがセンターから直接ボールを受け取るプレーを増やすことで、ラン攻撃やプレーアクションが強化されるだろう。

イーグルスがオフシーズンのチーム活動を終える中、われわれが次に新しいオフェンスを目にすることができるのは7月のトレーニングキャンプとなる。

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