復帰を喜ぶ49ersのRBマカフリー、「長い道のりで、大変な日々が続いた」
2024年11月12日(火) 09:24現地10日(日)、サンフランシスコ・49ersのスターランニングバック(RB)クリスチャン・マカフリーは復帰初戦となったタンパベイ・バッカニアーズ戦で目立った成績を残したわけではないが、オフェンスを安定させるのに貢献。チームは23対20で勝利を収めている。
『Associated Press(AP通信)』によると、マカフリーは「ここにいられることがうれしい。長い道のりで、大変な日々が続いたから、勝ててよかったし、またフットボールの試合に出られるだけでうれしい」と語ったという。
マカフリーはアキレス腱(けん)とふくらはぎのケガでシーズン最初の8試合を欠場。『Next Gen Stats(ネクスト・ジェン・スタッツ)』によれば、昨季にオフェンス部門年間最優秀選手に輝いたマカフリーは、復帰戦で61回の攻撃スナップのうち54回に参加したとのことだが、バッカニアーズの優秀なランディフェンスを相手にキャリー13回で39ヤードという成績にとどまった。また、マカフリーはキャッチ6回で68ヤードをマークしている。
「何かを期待して臨むことはないけど、自分の番号が呼ばれたときは出たいと思っている」とコメントしたマカフリーはこう続けた。
「パッドを装着したのは8週間で3回目だから、リズムを戻すことが大事だった。それができて本当によかった。今はかなり調子がいい。もっと痛みがあると思っていたけど、(月曜日に)どう感じるか確かめてみる」
日曜日の試合ではランゲームで出遅れたものの、オフェンスの原動力となる選手が戻ってきたことで、クオーターバック(QB)ブロック・パーディーの負担は軽減されている。215トータルヤード、プレー平均3.7ヤードの獲得にとどまったバッカニアーズに対し、49ersは413トータルヤード、プレー平均6.8ヤードをマーク。レッドゾーンでの攻撃に成功し、フィールドゴールに失敗していなければ、試合が最後のドライブまでもつれ込むことはなかっただろう。
パーディーはマカフリーの復帰について「彼は素晴らしかったと思う」と話している。
「バックフィールドから出てきた彼にボールを投げて、いくつかビッグプレーを生み出した」
「ディフェンスはその対策を練らないといけないし、彼の存在を認識しないといけない。それによって他の選手たちにもチャンスが生まれている。何よりも、彼がどれだけタフで粘り強いかを目の当たりにして、俺たちは彼を応援している。彼は俺たちを鼓舞し、前進させ続け、ハドルの中でその火を灯してくれる。彼がいるのはとても大きなことだ」
今回の勝利で5勝4敗となった49ersはNFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)西地区で2位につけており、プレーオフ進出圏内まであと一歩のところまで来ている。マカフリーが健康を取り戻したことで、ヘッドコーチ(HC)カイル・シャナハン率いるチームはシーズン後半での巻き返しに向けて準備を整えることができるだろう。
【RA】