クオーターバック（QB）市場が急速に縮小し始める中、ニューオーリンズ・セインツは1人のフリーエージェント（FA）選手に目を付けている。

『NFL Network（NFLネットワーク）』のイアン・ラポポートによれば、元ニューヨーク・ジャイアンツのドラフト4巡目、ライアン・ナッシブがセインツと契約合意に至りそうだという。現在27歳のナッシブはシラキュース大在学時、今はジャクソンビル・ジャガーズのヘッドコーチ（HC）であるダグ・マローンの指揮下でプレーしていた。

QBドリュー・ブリーズのバックアップとしてチェイス・ダニエルを獲得し、2015年ドラフト3巡目のギャレット・グレイソンにも資金を投入してきたセインツで、ナッシブは全員参加型のミニキャンプやトレーニングキャンプを通してし烈なロースター争いを展開することになるだろう。

同選手はジャイアンツ時代にもカーティス・ペインターや元ドラフト1巡目指名のデビッド・カーとロースタースポットを懸けて競争を繰り広げてきた。そんなナッシブの真価は今夏に問われることとなりそうだ。

セインツの伝説的QBであるブリーズは38歳であり、同チームがFA市場でお買い得品がないか確認作業を怠ることはない。ヘッドコーチ（HC）ショーン・ペイトンもQBに関しては常に先を見据えており、長期的な視野で見ても新たなQBの追加はチームにメリットしかもたらさないと踏んでいる。