NFL.comが入手した裁判記録によると、NFL選手会がダラス・カウボーイズのランニングバック（RB）エゼキエル・エリオットが出場停止処分を科されるのを防ごうと嘆願書を提出したといい、暫定的差し止め命令の申請も行うと見られている。

現地8月31日（木）にテキサス州の米連邦地裁に提出されたNFL選手会の嘆願書には、エリオットが科された6試合の出場停止処分に関して、訴訟手続きにおいて“差し迫った”仲裁が「選手会およびエリオットから基本的な公正さを奪った」との主張がつづられている。

NFLの指名を受けた執行官のハロルド・ヘンダーソン氏がエリオットの出場停止処分を支持する場合、裁判所が調査のために延期命令を出すことが可能となり、そうなるとエリオットはシーズン開幕から6試合の出場停止を免れる。

エリオットは元恋人に対する暴力疑惑をかけられ、1年に及ぶNFLの調査の末にリーグが規定する個人行動規範に違反したとして8月11日に開幕6試合の出場停止処分を言い渡されていた。3日間にわたった控訴審は31日に終了しており、ヘンダーソン氏は来週にも判断を下すと考えられている。

22歳のエリオットはこの訴えを否定しており、この件に関してこれまでにエリオットが逮捕、または、制裁を受けたことはない。