ニューオーリンズ・セインツが現地13日（火）、スタークオーターバック（QB）のドリュー・ブリーズと保証額2,700万ドル（約28億7,300万円）を含む2年5,000万ドル（約53億2,000万円）契約で合意したことを正式に発表した。

ブリーズとセインツの交渉が続いている間、契約に関してはさまざまなうわさが駆けめぐっていた。ミネソタ・バイキングスがブリーズを獲得できる可能性について問い合わせたことが報じられる中、セインツは月曜日にブリーズがチーム施設を訪れた際に「大きな進展」があったと主張。

ブリーズは『ESPN』に「自分自身もそうだし、セインツ側にもまったく疑いの余地はなかったと思うよ。必ず契約はまとまるってね。近い将来、成功する最善のポジションに立つために、こちらとチームにとって一番フェアな契約内容にすることが重要だっただけさ」と明かしている。

積極的に発言するNFL選手会メンバーとしても知られるブリーズは契約価値を最大にまでプッシュすると明かしており、同僚の選手たちはもちろん、代理人であるトム・コンドンにとって契約の基準を上げるのが難しくないと言えば「ウソになる」とも話していた。

それでも、ブリーズは「ただ自分にとってはこの先数年でチームがチャンピオンシップに勝てるように最善のポジションに立たせることがすべてだった」とコメントしている。

平均年俸はサンフランシスコ・49ersのジミー・ガロポロの2,750万ドル（約）に一歩及ばないが、39歳のベテランQBであるブリーズはまともな契約に落ち着いたようだ。昨季にパス成功率72.0％、パスレーティング103.9をマークしたブリーズはパフォーマンス低下の傾向が見られず、金額に見合う価値あるプレーヤーと言えよう。

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