開幕戦の先発クオーターバック（QB）に指名されているジミー・ガロポロは予防措置としてプレシーズン最終戦に出場せず、ニューイングランド・ペイトリオッツは代わりにトム・ブレイディを先発させた。

プレシーズン第4週にレギュラー選手を出場させることは多くの人々が考えるほど悪いことでなはい。ジャイアンツの前ヘッドコーチ（HC）だったトム・コフリンも、在任中はイーライ・マニングをプレシーズン最終戦で起用することを強く支持していた。

親指の負傷などから数週間ぶりに戻ってきたブレイディにとって、今回の試合がプレシーズンで2度目の出場となる。このオフシーズン、ペイトリオッツHCのビル・ベリチックはスター選手であるブレイディを慎重に扱ってきたが、開幕4試合に出場停止となっているブレイディに試合感覚をつかむ最後のチャンスを与えたがっていたようだ。

次にブレイディの姿を見るのはレッギュラ―シーズン第5週のブラウンズ戦までお預けとなる。

今回の対策からも分かる通り、NFLのプレシーズン最終戦が面白みに欠けると言われれば納得できる。体調を整えたり休息を与えたりといった理由から、大半のチームはレギュラーの先発メンバーを最終戦に出さないからだ。

しかし、ブレイディにとって、この試合が持つ意義はかなり大きいはずだ。慎重さでもトップクラスの彼は最終戦でできる限り多くのプレーを試すだろう。