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テキサンズがWRディッグスの契約を調整、2025年にFAになる道を開く

2024年04月05日(金) 10:07


ステフォン・ディッグス【NFL】

ワイドレシーバー(WR)ステフォン・ディッグスのヒューストンへの移動には、さらなるボーナスが伴う。2025年に、フリーエージェンシーを通じて報酬アップを試みることができるのだ。

ディッグスを獲得するための契約の一環として、ヒューストン・テキサンズがディッグスの契約の最後の3年を解除すると『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが現地4日(木)に伝えた。この動きの中でディッグスの契約に4年の無効年が加えられ、2025年に設定されていた補償額が2024年に移されており、実質的にディッグスが1年2,252万ドル(約34億0,422万円)の契約を結んだ形になるとラポポートは報じている。

ディッグスは2025年に非制限フリーエージェントになるため、テキサンズでの最初のシーズンが最後のシーズンになるかもしれない。もちろん、2025年にヒューストンと再契約する可能性もあるが、当初、バッファロー・ビルズとディッグスが結んでいた延長契約に縛られることはなくなっている。

この措置は、テキサンズ側の誠意と見ることができる。報酬を得る力を早くも来年に最大限に活用することができることを踏まえ、ディッグスはセンセーショナルな若手スターであるクオーターバック(QB)C.J.ストラウドと過ごす最初のシーズンに、ハイレベルなパフォーマンスを発揮しようという意欲を高めるだろう。両陣営が継続を希望するくらいにパートナーシップがうまく機能すれば、ディッグスがテキサンズと新たな延長契約を結ぶ可能性もある。

ディッグスはビルズで送った4年間に多くのターゲットとなり、2020年から2023年までNFLのレシービングヤードで上位につけ、キャッチ数とレシービングタッチダウンでトップ4に入っていた。2023年シーズン中にビルズの攻撃コーディネーターが交代したのを受け、ディッグスの起用頻度は減り、最終的にチームはディッグスを攻撃の中心に据えて前進するより、2024年のデッドキャップを抱えつつも別々の道を歩むことが両者にとって最善だと判断している。

それを機に急襲をかけたヒューストンは、2025年ドラフト2巡目指名権を相手に送り、ディッグスと3日目の2つの指名権――2024年ドラフト6巡目指名権(189位)と2025年5巡目指名権――を獲得。2023年に驚きのAFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)南地区優勝とプレーオフ勝利を実現したのを受け、直近でのさらなる改善を試みている。

テキサンズはバッファローに送った指名権に値するだけの力を発揮することを願いつつ、ディッグスに1年のトライアルシーズンを与えた。期待に沿わないことがあれば、今週に行われた契約調整を受け、2024年シーズンが終わって以降にテキサンズがディッグスを維持することはない。

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