イーグルスが元ジェッツOTベクトンと1年契約へ
2024年04月30日(火) 10:29フィラデルフィア・イーグルスはドラフトの3日目を迎えてからオフェンシブラインに対処した。
その2日後、イーグルスはフリーエージェント(FA)の選手からさらなる助っ人を獲得している。
現地29日(月)、イーグルスがオフェンシブタックル(OT)マカイ・ベクトンと1年契約を結ぶと発表した。
現在、身体検査の結果を待っているベクトンは、イーグルスのオフェンシブラインの両サイドで、レイン・ジョンソンやジョーダン・メイラタの主なバックアップとなる可能性が高い。
2020年ドラフト1巡目指名を受け、身長約201cm、体重約164kgという巨体を持つベクトンは、合わせて1試合しか出場できなかった2シーズンを経て、昨年にようやくほとんど健康なシーズンを送ることができた。しかし、オフェンシブラインの再建を着々と進めているニューヨーク・ジェッツがベクトンを引きとめるために動くのに十分なパフォーマンスは発揮できなかった。
16試合に出場したベクトンは『Pro Football Focus(プロフットボール・フォーカス/PFF)』によるオフェンシブグレードで59.6を獲得。パスブロックスコアでは60.7、ランブロッカーとしては56.3とされており、いずれも新人時代の成績(それぞれ78.6、76.0、73.9)と比べると大幅に落ちている。ベクトンはキャリア2年目から何度も膝のケガの悪化に苦しめられてきた。
とはいえ、ベクトンは今も、いざというときにイーグルスを救える圧倒的な力を持っている。
ベクトンはこの1年契約を生かし、機会を与えられたときにかつての姿を取り戻すことでさらなる飛躍を目指している――今回は、前回とは異なる緑色のユニフォームを身にまとう。
【RA】