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ベアーズが『ハードノックス』に初登場、トレーニングキャンプ密着取材へ

2024年05月31日(金) 12:06


シカゴ・ベアーズ【NFL】

『HBO』が『NFL Films(NFLフィルムズ)』と共同制作する長寿ドキュメンタリー番組『Hard Knocks(ハードノックス)』で、このプレシーズン中にシカゴ・ベアーズが特集される。ベアーズは2001年に始まったこのシリーズで、これまで一度もスポットライトを浴びたことがない10チームのうちの1つだった。

ベアーズ、デンバー・ブロンコス、ニューオーリンズ・セインツは、他に出演を志願するチームがいない限り、リーグから2024年版の番組に選ばれる条件を満たしていたチームだった。選ばれる条件としては、新しいヘッドコーチ(HC)がいないこと、過去2シーズンでプレーオフに進出していないこと、過去10年間に『ハードノックス』に出演していないことがあげられる。

5つのエピソードからなるこのシリーズの初回は現地8月6日(火)21時に『HBO』で放送され、『Max』でストリーミング配信される。新しいエピソードは9月3日(火)まで毎週火曜日に放送される予定だ。

ベアーズの社長兼CEOであるケビン・ウォーレンは木曜日に次のような声明を発表した。

「“Hard Knocks: Training Camp with the Chicago Bears(ハードノックス:トレーニングキャンプ・ウィズ・ザ・シカゴ・ベアーズ)”は、フランチャイズの歴史における特別で重要な時期を、世界中の熱狂的なファンに体験してもらう機会となるだろう」

「“ベアダウン”。ハードノックスがシカゴにやってくる」

「シカゴ・ベアーズのトレーニングキャンプは8月6日にMaxで放送開始」

ベアーズ会長のジョージ・マッカスキーは今年3月に実施された年次リーグミーティングで、他のチームが『ハードノックス』に志願することを望んでいると示唆したが、今やベアーズは数年間いなかった場所——スポットライトを浴びる場所——に立たされている。

ベアーズは2023年シーズンを0勝4敗でスタートし、クオーターバック(QB)ジャスティン・フィールズを5試合欠くことになったにもかかわらず、シーズン終盤に素晴らしいフットボールを展開し、一時はプレーオフ進出の可能性さえあった。

ベアーズはこのオフシーズンに、ランニングバック(RB)ディアンドレ・スイフトを獲得し、ワイドレシーバー(WR)キーナン・アレンをトレードで迎え入れ、さらに2024年NFLドラフト全体1位と9位でそれぞれQBケイレブ・ウィリアムズとWRローム・オドゥンゼを指名。ウィリアムズはドラフト前にピッツバーグ・スティーラーズへトレードされたフィールズの後任を務める。

才能あふれるウィリアムズと、ベアーズの優秀なレシーバー陣——D.J.ムーア、アレン、オドゥンゼ——はこの夏、イリノイ州レイクフォレストで大きな話題になるだろう。ベアーズのロースターはプレーオフ進出レベルだと言えるかもしれない。しかし何より、ウィリアムズがトレーニングキャンプとプレシーズンゲームを通して、リーダーとして成長する様子を見られるのはとても魅力的と言えるだろう。ウィリアムズは2012年にQBアンドリュー・ラックが体験して以来、どのドラフト全体1位指名選手も味わっていないような即時的なプレッシャーに直面することになるかもしれない。

ベアーズは今年、4つのプレシーズンゲームを予定しており、そのうちの1つは8月1日(木)に組まれているヒューストン・テキサンズとのプロフットボール・ホール・オブ・フェイムゲームだ。その2日後には、元ベアーズの著名な選手3人、ワイドレシーバー(WR)デビン・ヘスター、ディフェンシブタックル(DT)スティーブ・マクマイケル、ディフェンシブエンド(DE)ジュリアス・ペッパーズが殿堂入り式典でオハイオ州カントンに正式に名を連ねることになる。ベアーズはさらにアウェーでバッファロー・ビルズ、ホームでシンシナティ・ベンガルズ、アウェーでカンザスシティ・チーフスと対戦し、プレシーズンスケジュールを締めくくる。

ベアーズ版『ハードノックス』が開始する前には、今月初めに発表された新シリーズ『Hard Knocks: Offseason(ハードノックス:オフシーズン)』が、ニューヨーク・ジャイアンツにスポットライトを当てて5週間にわたって放送される。

【KO】