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膝の負傷で昨季が不調に終わったビルズLBミラー、「フィールドに立つべきではなかった」

2024年07月02日(火) 11:27


バッファロー・ビルズのボン・ミラー【NFL】

バッファロー・ビルズのラインバッカー(LB)ボン・ミラーは昨シーズン、2022年に断裂したACL(前十字靭帯/ぜんじゅうじじんたい)から復帰して12試合に出場したものの、サック0回という成績で終わった。ミラーは先日、『Sports Illustrated(スポーツ・イラストレイテッド)』に対して、2023年にはおそらくフィールドに立つべきではなかったと明かし、次のように話している。

「俺個人としての一番の目標は、自分のスタイルのフットボールを再びプレーすることだ。本当にクレイジーだよ。ケガをして、復帰し、本当はプレーすべきじゃなかったのに、フィールドでの結果で評価されるんだ。昨シーズン全部を休むことも十分にあり得たけど、チームメイトたちにそんなことをするなんてできなかった。キャリアの終盤にさしかかっていて、どの年も無駄にしたくなかったんだ。一方で、あの場所にいるべきじゃなかった」

昨シーズン、34歳だったミラーは足がかりを見つけるのに苦労しているように見えた。これまでお馴染みだった爆発力が欠けていた。負傷歴を考えると、ACL断裂からさらに1年が経った今、ミラーが再び元気な足取りでプレーできるのか、それとも年齢の影響でキャリアが終わりを迎えるのかが問題になってくる。

ビルズに残るべく、今オフシーズンにペイカットを受け入れたミラーは、2024年シーズンに復活することを誓っている。

「みんながそれ(昨シーズン)のことで俺を評価している気がして、正直、ちょっとムカついている。しばらく表に出ていないボンを引き出さなきゃって思っているんだ。自分のスタイルのフットボールを再びプレーしたい。悪態をついて、サックを決めて、躍って、チームメイトのためにプレーを決める。それがこのオフシーズン中に考えていることのすべてさ」

ビルズはミラーがディフェンシブエンド(DE)のグレゴリー・ルソーやA.J.エペネサとともに、ローテーションエッジとしてチームに貢献することを期待している。今シーズンのビルズのパスラッシュ陣は層が薄いため、ヘッドコーチ(HC)ショーン・マクダーモット率いるディフェンスが、相手クオーターバック(QB)に一貫してプレッシャーをかけるためには、ミラーの活躍が非常に重要だ。

ミラーは「チームの一番の目標はバッファローに史上初のスーパーボウル優勝をもたらすことだ。みんなが自分たちはそれに値すると感じているし、一生懸命に頑張っているけれど、バッファロー・ビルズのファンとニューヨーク西部の人々は本当にそれに値すると思うんだ。彼らは俺たちのコミュニティやチームのためにたくさんのことをしてくれている。ジョシュ・アレンは選手としても人としても素晴らしいやつだ。今まで出会った中でも最高の人物の1人だよ。みんなはそれを手にするに値するし、彼らにそれをもたらすために、全力を尽くすつもりだ」とコメント。

オフシーズンに多くの変化がある中で、ビルズはAFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)の首位争いにおいて軽視されているチームだ。しかし、こうした予測はスターQBアレンをはじめとする、ロースターにそろっている才能ある選手たちを無視している。ミラーが殿堂入りレベルのパフォーマンスの一部でも発揮できれば、ビルズがカンファレンスで上位に食い込む手助けとなるだろう。

【KO】