マイアミ・ドルフィンズのワイドレシーバー（WR）タイリーク・ヒルが現地8日（日）に控えたジャクソンビル・ジャガーズとの今季初戦を前に、軽微な交通違反で警察に勾留されたことをチームが発表した。

ヒルの代理人を務めるドリュー・ローゼンハウスが『NFL Network（NFLネットワーク）』に明かしたところによると、ヒルはすでに釈放され、スタジアム入りしており、ジャガーズ戦に出場するとのこと。

NFLネットワークのイアン・ラポポートは『NFL GameDay Morning（NFLゲームデー・モーニング）』で、ヒルはハードロック・スタジアムの外で警察に拘束され、5分間、手錠をかけられたあとに釈放されたと伝えている。

ドルフィンズは声明で「今朝、WRタイリーク・ヒルがスタジアムから1ブロックほど離れた場所で交通事故のため車を止められ、警察に短時間拘束された。その後、釈放されている。数名のチームメイトがその事故を目撃しており、支援を申し出るために立ち止まった。タイリークおよび関係した他の選手は全員無事にスタジアムに到着しており、今日の試合には出場できるだろう」と述べた。

マイアミ・デイド警察はこの事故について「早急に調査」すると発表している。

「マイアミ・デイド警察署員によるマイアミ・ドルフィンズのタイリーク・ヒル選手の拘束については承知している。事故をめぐるすべての詳細について早急に調査するよう要請し、入手可能なボディカメラの映像も確認している。さらなる情報が分かり次第、最新情報をお知らせする」

ローゼンハウスは今回の事故に「非常に動揺している」とし、ヒルは「かなり動転していた」ものの、日曜日の試合に向けては問題ないと話した。

また、NFLゲームデー・モーニングの中で、NFLネットワークのキャメロン・ウォルフに対してローゼンハウスは「手錠をかけられたクライアントを見るために、われわれが確認したいくつかの映像は不必要だ。タイリークがそのような扱いを受けるべき理由はない」とも述べている。

ジャガーズ戦を前に、ドルフィンズのインアクティブリストにヒルの名前はない。30歳のヒルは今年でNFLキャリア9シーズン目に突入している。