NFLは現地23日（月）、 “選手の健康と安全を守るためのプレー規定に繰り返し違反した”ことにより、ロサンゼルス・チャージャーズのセーフティ（S）ダーウィン・ジェームズが無報酬での1試合の出場停止処分を受けると発表した。

ジェームズに対する1試合の出場停止処分は、日曜日に20対10で敗れたピッツバーグ・スティーラーズ戦の第3クオーターでのヒットが原因となっている。このプレーでは、ジェームズがスティーラーズのタイトエンド（TE）パット・フリーアムスに対して頭を下げて接触。パスをキャッチしたフリーアムスは15ヤードを獲得して第1ダウンを更新し、ジェームズは不必要なラフネスでフラッグを受け、15ヤードの罰退を科された。

NFLのフットボール運営部門副社長のジョン・ラニアンは、ジェームズがこれまでにもパーソナルファウルの反則を複数回犯してきたことを指摘し、ジェームズに宛てた書簡で次のように述べている。

「日曜日に行われたチャージャーズ対スティーラーズの試合の第3クオーターに、あなたはリーグが重大なプレー規定違反と見なすプレーを行った。このプレーを捉えた映像には、あなたが頭を下げてスティーラーズのタイトエンドであるパット・フリーアムスに力ずくで接触しているところが映っている。あなたと相手選手の間に遮るものはなく、不正な接触は避けられたはずだ」

「あなたが継続的にNFLのプレー規定を無視したのは許されることではない。選手の安全を守るためのルールに選手が繰り返し違反した場合、特にその違反が相手選手にケガを負わせる重大なリスクを伴う場合、厳しい罰則が適用される可能性がある」

『NFL Network（NFLネットワーク）』のトム・ペリセロが月曜日に報じたところによると、ジェームズはこの処分に対して異議申し立てを行う予定だという。

もし出場停止が確定すれば、ジェームズはシーズン第4週に控えるカンザスシティ・チーフス戦を欠場することになり、第5週のバイウイークを前に9月30日（月）に復帰資格を得る見込みだ。2勝1敗のチャージャーズは第6週にデンバー・ブロンコスと対戦する。

【KO】