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QBハーバートを称賛するチャージャーズHCハーボー、「ビースト・ハーバート、半人半獣だ」

2024年11月12日(火) 10:26


ロサンゼルス・チャージャーズのジャスティン・ハーバート【Michael Owens via AP】

クオーターバック(QB)ジャスティン・ハーバートはヘッドコーチ(HC)ジム・ハーボーの指導下でさらに成長を続けている。

強肩のハーバートは華々しい成績を残しているわけではないが、勝利を収めるために粘り強いプレーを見せている。それは、ロサンゼルス・チャージャーズのファンがこれまで見てきたものとは正反対のものだ。

現地10日(日)にテネシー・タイタンズに27対17で勝利した試合で、ハーバートはパス18回中14回を成功させて164ヤード、タッチダウン1回、パサーレーティング123.1を記録。また、現在のNFLで最長、そしてチャージャーズのクオーターバックの単一シーズンの記録として歴代最長となる、7試合連続でインターセプトなしという記録を達成している。

そうした成績は、わずかなスペースに信じられないようなパスを投げたり、ターゲットを見つけてプレーを継続したりするハーバートの重要性を示しきれていない。シーズン第10週、足も使ってビッグプレーを生み出したハーバートは、ディフェンスをうまくかわし、前半にはタッチダウンを決めてチームにリードをもたらした。

チーム公式サイトによると、ハーボーHCは試合後に「彼の名前をビースト(野獣)に変える。ビースト・ハーバート。半人半獣だ」と述べたという。

しばしば足を使ってドライブを延長したハーバートは、キャリー9回で32ヤード、タッチダウンラン1回をマークしている。

「リードを進め、ボールを前進させることは、うちのオフェンスの大きな要素だ」とハーバートはコメント。

「もし相手ディフェンスが良いカバレッジをしていて、みんながカバーされてプレッシャーが高まっている場合、コンテインを破って、何かを起こさないといけない」

ハーバートは2024年シーズンの全9試合で90以上のパサーレーティングをマークしている。これはフィリップ・リバースが2018年シーズンの最初の13試合で達成して以来、NFLのクオーターバックがシーズン開始から90以上のパサーレーティングを記録した連続試合数として最長記録だ。1970年の合併以降、シーズン最初の9試合以上で毎回90以上のパサーレーティングを記録した他のクオーターバックは、ペイトン・マニング(2004年、2013年)、トム・ブレイディ(2007年、2015年)、アーロン・ロジャース(2011年)のみだ。2015年シーズンのブレイディを除き、彼らはいずれもそれをMVPに輝いたシーズンに達成している。

ハーバートはMVPを獲得できるような成績を残していないかもしれないが、その重要性とプレーを考慮すれば、MVPの候補に挙がるべき選手だと言えるだろう。

シーズン序盤に抱えていた足首のケガが現時点で問題ないことは明らかであり、ハーバートがオフェンスを安定させたことで、チャージャーズは6勝3敗の成績でワイルドカード争いにおいて有利な位置にいる。

アウトサイドラインバッカー(OLB)カリル・マックは「ジャスティンはこれまで見たことがないようなことをしていた。あんなことができるなんて知らなかった」と話し、「特別な選手だ。今日は体を張ってプレーしていたし、ああいうリーダーがいるときは、それ自体が多くを物語っている」と続けた。

【RA】