スタッフ変更の可能性について「まだ評価中」とジャガーズHCペダーソン
2024年11月19日(火) 13:48現地17日(日)にジャクソンビル・ジャガーズがデトロイト・ライオンズに歴史的な敗北を喫した直後、ヘッドコーチ(HC)ダグ・ペダーソンの進退が疑問視される状況となった。ペダーソンHCは解任される可能性を自分で“コントロールすることはできない”とし、「そうなるときはそうなるものだ」と述べている。
ジャガーズは月曜日にペダーソンHCを解任するような動きを見せず、ペダーソンHCは予定通り定例の記者会見に臨んだ。日曜日に検討中だと発言していたスタッフの変更に関して進展があったかどうか問われたペダーソンHCは、“まだ評価中”としながらも、特定の人物を名指しすることには関心がないと答えている。
守備コーディネーター(DC)ライアン・ニールセンの進退について質問されたペダーソンHCは「特定の人物を名指しし始めるときは本当に慎重にならなければならないと思う」と返答。
「それは危険なことだし、そのようなことはしないつもりだ。今はそれをしない。このリーグのヘッドコーチとして、今の私たちのような状況にあると、誰かに指摘をすることになる。そして、もしその必要があるなら、まずは自分自身に非難の矛先を向けるべきだ。まずは私だ。この話はもう十分だ」
プレーコールの調整は検討されているのかと問われたペダーソンHCは「すべての選択肢を検討している」と結論付けた。
ジャガーズは日曜日の試合でライオンズに52対6で敗北。それは、ジャガーズが相手に許した得点として史上最多となり、その得点差(46点)もフランチャイズの30年にわたる歴史の中で最も大きな差となった。ペダーソンHCにとってこれ以上ないほど悪いタイミングで喫した屈辱的な敗北によって、ジャガーズは2勝9敗となっている。
『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートは土曜日に、ジャガーズが日曜日に行われるライオンズ戦の結果次第で全面的な体制変更を行う可能性があると報じていた。
そうした大幅な変更をシーズン中盤に行うのに理想的なタイミングがあるとすれば、それはバイウイークであり、ジャガーズはシーズン第12週にその期間を迎える。ペダーソンHCは日曜日の試合後にオーナーのシャド・カーンと話したと明かした一方で、月曜日にカーンと会う予定はないとも述べた。
スタッフに変更を加える前にカーンと話すのかと質問されたペダーソンHCは「もしそのようなことがあれば、まずは間違いなく彼らと話し合うだろう。だが、今はまだその段階ではない」と答えた。
この5年で3度目となる負け越しが決定したことで、デュバルでのフラストレーションは高まっている。ペダーソンHCの就任3年目にあたる2024年シーズンは上昇傾向にあると思われていたが、現在のジャガーズは2025年NFLドラフトの全体1位指名権を得る最有力候補となっている状態だ。
左肩の負傷で直近の2試合を欠場しているクオーターバック(QB)トレバー・ローレンスをはじめとする負傷者もその一因となっているが、ジャガーズの低迷はそれ以前から続いていた。11週間を通して、ジャガーズは試合平均獲得ヤード(290.8ヤード)で29位、試合平均被ヤード(413.7ヤード)で最下位に沈んでいる。
全力を尽くしてチームを立て直すと主張している一方で、バイウイークとなる今週が回復と再調整に最適なタイミングだとも考えているペダーソンHCは、次のように語った。
「今、このチームは疲れ切っている。今週は再び元気を取り戻し、リフレッシュして最後の6週間に備える必要がある」
【RA】