オールプロ選出経歴を誇るブラウンズGバイトニオが12シーズンのキャリアに幕
2026年06月10日(水) 08:59
現地9日(火)、7度のプロボウル選出経歴を持つガード(G)ジョエル・バイトニオがクリーブランド・ブラウンズ一筋で過ごした12シーズンのNFLキャリアを経て引退することを発表した。
バイトニオはチーム公式サイトで次のようにつづっている。
「正直なところ、時が経ちキャリアを重ねていく中で、自分が別のユニフォームを着ている姿を想像できる瞬間は一度もなかった。ドラフト指名を受けてから3度の契約を結ぶまで、オレンジ色のヘルメットを被り、フランチャイズの一員であり続け、ブラウンズへの忠誠心を抱いてきた。そして、常に俺たちに忠実でいてくれるファンを代表できることに誇りを感じていた。ここで仕事を始め、ある段階に達したとき、自分はクリーブランドでその仕事を最後までやり遂げたいのだと確信した」
「今、その仕事は終わった。ブラウンとオレンジのユニフォームで背番号75を身につけた12シーズンを経て、正式に引退を決断した」
ブラウンズで過ごした12シーズンの大半でNFL屈指のガードであり続けたバイトニオは、7度のプロボウル選出に加え、オールプロのファーストチームに2度、セカンドチームに3度名を連ねている。安定感抜群のバイトニオはキャリアを通じてNFL屈指のパスブロック能力を誇るガードとして活躍し、ランブロックでも優れた働きを見せていた。
「生涯ブラウンズの一員」
2014年ドラフト2巡目指名を受けたバイトニオは、新人でありながら先発の座をつかんだ。キャリア序盤に負傷を経験した後は、ブラウンズのオフェンシブラインの要となり、在籍期間の大半でチームのオフェンスを支えてきた。2025年には、1999年以降のブラウンズで最も多くの試合(178試合)に先発した選手として、ジョー・トーマスの記録を上回っている。
ブラウンズのジェネラルマネジャー(GM)アンドリュー・ベリーは声明で「ジョエル・バイトニオはこの組織で過ごした12年間のキャリアを通じて、フィールド上での卓越性、プロフェッショナリズム、そして忠誠心の基準を打ち立てた」と述べた。
「ジョエルが178試合の先発出場で成し遂げたことほど多くの実績を残した選手はほとんどいない。プロボウルに7回、オールプロに5回選出され、全盛期にリーグ屈指のインテリアラインマンとして活躍した彼のキャリアは、殿堂入りに値するものであり、私たちはそれを称賛している」
「ジョエルのフィールドでの功績は周知の通りだが、彼が在籍中にチームをより高いレベルへと引き上げることができたのは、まさに殿堂入りにふさわしい人物だからだ。彼はチーム史上最も長くキャプテンを務め、ウォルター・ペイトン・マン・オブ・ザ・イヤーにも選出された。彼が76ルー・グローザ・ブールバードの敷地内外を問わず、オハイオ州北東部に捧げた献身は、私たち全員の模範となっている。ジョエルは今、人生の新たな段階を迎えようとしているが、これからもずっとブラウンズファミリーの一員だ。彼がリング・オブ・オナーに名を連ね、“ドッグ・パウンド”のキャプテンとなる日を私たちは心待ちにしている」
フリーエージェント(FA)となっていたバイトニオは、他チームでロンバルディトロフィー獲得のチャンスを追い求めるよりも、ブラウンズの選手として引退する道を選んだ。
バイトニオは「自分のキャリアと、これまでに成し遂げてきたこと――オールプロ選出、プロボウル選出、連続出場記録、プレーオフ進出――を振り返ったとき、いまだに達成したいと願っていたことはただ一つ、スーパーボウル制覇だけだった」とつづり、こう続けている。
「その夢を追いかけたいという気持ちも少しはあったが、最終的には生涯クリーブランド・ブラウンズの一員でありたいと思い至った。この街こそ、自分のNFLキャリアが始まり、終わるべき場所だ。その夢が現実になったことに、これ以上ないほど感謝している」
「クリーブランドの街、熱心なファンの皆さん、ハスラム家、そしてブラウンズという組織全体に感謝している。12年間にわたる揺るぎない支援と、忘れられない思い出をありがとう」
【RA】



































