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激戦区のNFC西地区について「他の形は望んでいない」とカーディナルスCBジョンソン

2026年07月01日(水) 11:47

アリゾナ・カーディナルスのウィル・ジョンソン【AP Photo/Samantha Chow】

アリゾナ・カーディナルスはNFLで最も厳しい地区に所属するという不運な重荷を背負っている。

スーパーボウル連覇を唯一の目標としている現王者のシアトル・シーホークス、ロサンゼルス・ラムズ、サンフランシスコ・49ersがひしめく中、カーディナルスが最下位から這い上がる可能性があると考えている者はほとんどいない。この地区におけるカーディナルスの立場は、3軒の豪邸が並ぶ通りにあるトレーラーハウスのようなものだとみなされている。

しかし、選手たちは外部からの評価を気にしていない。

先日、『SiriusXM NFL Radio(シリウスXM NFLラジオ)』に出演した際にNFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)西地区の過酷さについて質問されたコーナーバック(CB)ウィル・ジョンソンは、強豪との対戦を恐れてはいないと語った。

ジョンソンは「正直、最高だと思っている。他の形は望んでいない。それが一番いい。毎週のように最高の相手と戦える。それこそ、自分が最高だと証明する手段だ」と話している。

シーホークスは昨季にロンバルディトロフィーを掲げたばかりだ。ラムズは守備部門年間最優秀選手賞に選ばれたディフェンシブエンド(DE)マイルズ・ギャレットをトレードで獲得した。49ersは選手たちが健康を取り戻し始め、依然としてトップレベルの戦力を誇っている。一方のカーディナルスはそうした水準に達していない。

再建期にあり、長期的に先発を務めるクオーターバック(QB)も定まっていないカーディナルスは、同地区の他チームにとって大きな脅威にはならないと見られている。昨季にプレーオフ進出を果たした3チームとの6回の地区対決は、リーグ内の他チームに組まれているどの6試合と比べても過酷なものだと言えよう。

それでも、NFLの選手たちが勝ち目のない戦いに挑んでいると考えながらシーズンに臨むことはない。それは彼らの本質に反するからだ。肉体的にも精神的にも消耗の激しいスポーツをプレーするには、最初から完全に、そして徹底的に打ち込む必要がある。だからこそ、ジョンソンのような選手は自分たちが世界を驚かせることができると本気で信じているのだ。

ジョンソンは「素晴らしい地区だ。今年は多くの人を驚かせる良いチャンスがあると思っている。強敵と戦い続けることになるけど、時が来たらこっちの準備も整っているだろう」とコメントした。

カーディナルスは戦力を欠いているわけではない。ランニングバック(RB)ジェレマイア・ラブはオフェンスに華をもたらすと見られており、力強いRBとして実績のあるタイラー・アルジアーやジェームズ・コナーも在籍している。ワイドレシーバー(WR)マーヴィン・ハリソンJr.が成長を遂げれば、WRマイケル・ウィルソンやスタータイトエンド(TE)トレイ・マクブライドと共にパス攻撃で大きなインパクトを与えることができるだろう。また、守備陣にもセーフティ(S)ブッダ・ベイカーやラインバッカー(LB)ジョシュ・スウェット、ジョンソンをはじめとし、ケガさえなければ脅威となりうる選手がそろっている。とはいえ、同地区のライバルと比べると選手層は薄く、QB陣には長期にわたる大きな問題を抱えている。それだけではなく、短期的な問題として現在も契約再編を求めているQBジャコビー・ブリセットにも対処しなければならない。

【RA】