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選手と父のためにスーパーボウル制覇を目指すカウボーイズHCショッテンハイマー

2026年07月13日(月) 13:15

ダラス・カウボーイズのヘッドコーチ(HC)ブライアン・ショッテンハイマー【AP Photo/Paul Sancya】

ダラス・カウボーイズのスーパーボウル復帰への旅は、30年続いている。

ショッテンハイマー家にとっては、その旅路はさらに長い。

故マーティ・ショッテンハイマーは、スーパーボウルの舞台に立ったことのない、NFLの最も偉大なヘッドコーチの1人として広く知られている。

その息子であり、現カウボーイズHCのブライアン・ショッテンハイマーは、ダラスのヘッドコーチとして2シーズン目を迎える。スーパーボウルへの野望を隠すことのないショッテンハイマーHCは、スーパーボウル制覇は悲願とする一方、それは自分個人の栄光ではないとも考えている。

ショッテンハイマーHCは先日に“The Twins Take Podcast(ザ・ツインズ・テイク・ポッドキャスト)”へ「ずっと追ってきた夢だ。スーパーボウルで勝ちたい。自分のために勝ちたいわけではない」と語った。

では、誰のための勝利なのか? 真っ先に挙がるのが選手たちだ。

「私の下でプレーする人たちのために勝ちたい。ダック・プレスコットのために勝ちたい。シーディー・ラム、クイネン・ウィリアムス、そして懸命に努力し、多くの犠牲を払っている選手たちのために勝ちたい。コーチングスタッフも自分たちの時間を捧げ、ゲームプランを練る精神的な負担を強いられているが、選手たちは体を張って戦っている」

「それが目標であることを隠すつもりはない。次のスーパーボウルは2027年2月14日だ」

「そこに出場するのがわれわれのプランだ」

自身と父の大望を果たせたならば、もう1つの願いを叶えようとショッテンハイマーは考えている。

こみ上げる感情を抑えようとしながら、ショッテンハイマーHCは「最初から話してきたことなんだが、スーパーボウルリングを手に入れることができたら、父のためにもう1つ用意してもらうつもりだ」と話した。

マーティはレギュラーシーズンに200勝(プレーオフを含めると205勝)を収めており、これは歴代7位の記録であると同時に、スーパーボウルに出場したことのないコーチとしては最多にあたる。父ショッテンハイマーはクリーブランド・ブラウンズ、カンザスシティ・チーフス、ワシントン、サンディエゴ(現ロサンゼルス)・チャージャーズでコーチを務めた。ワシントンで8勝8敗のシーズンを送った以外は、その他の全チームで勝ち越している。しかし、ブラウンズ時代にはNFL史に残る最も悲劇的なプレーオフ敗戦を2度経験。ブラウンズが2年連続でデンバー・ブロンコスに敗れた試合は、それぞれ“ザ・ドライブ”と“ザ・ファンブル”として人々の記憶に刻まれた。

ブライアン・ショッテンハイマーがNFLでコーチ業を開始したのは1997年、24歳のときだった。

初めてヘッドコーチに就任したシーズンには52歳であり、カウボーイズは7勝9敗1分に終わっている。

そういった苦戦を経験してきたカウボーイズだが、今季のチームには楽観的な見方を可能にする根拠がある。それは、プレスコット率いる爆発力のある攻撃陣が再び戻ってくること、そして、新守備コーディネーター(DC)クリスチャン・パーカーを筆頭とする再構築された守備陣の存在だ。

そして、そういったポジティブな雰囲気をけん引するのがショッテンハイマーHCだ。コーチにはスーパーボウル優勝と念願のハッピーエンドという目標がある。

ただし、それは自分自身だけのためではない。むしろ、それはプレスコットや“カウボーイズ”、そして父に捧げられるものだ。父のためのリングを手にすることを、ショッテンハイマーHCは目指している。

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