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唯一の後悔はカウボーイズをスーパーボウル制覇に導けなかったことだと明かす元QBトニー・ロモ

2026年07月15日(水) 12:37

ダラス・カウボーイズのトニー・ロモ【AP Photo/Michael Perez】

現役時代、トニー・ロモはNFL屈指の爆発力と迫力に満ちたオフェンスを率いていた。しかし、ダラス・カウボーイズがプレーオフで成功を収めることは一度もなかった。

クオーターバック(QB)としてプレーしていたロモの通算タッチダウンパス数(248回)は現在もフランチャイズ記録となっている(通算タッチダウンパス数が243回のQBダック・プレスコットは今季にその記録を上回る可能性がある)。また、ロモはチーム史上2番目に多い通算パスヤード(3万4,183ヤード)を記録し、レギュラーシーズンでの勝利数(78勝)では4位につけている。

しかし、ロモはチームを率いて壁を乗り越えることができなかった。カウボーイズはロモが先発を務める中で4回プレーオフに進出するも、2勝4敗の成績にとどまり、一度もディビジョナルラウンドを突破できなかった。

現在『CBS』のアナリストを務めているロモは、最近出演したポッドキャスト『Pardon My Take(パードン・マイ・テイク)』で、最も後悔しているのはカウボーイズをスーパーボウル制覇に導けなかったことだと明かしている。

「自分は大きな後悔を抱えるタイプじゃないと言えると思う」と語ったロモはこう続けた。

「唯一の後悔を挙げるとすれば、ダラスにスーパーボウル制覇をもたらすことが自分の仕事だったのに、それを成し遂げられなかったことだ。それは今でも心の中で少し引っかかっている。体も心も魂もすべて注ぎ込んでいたし、ファンやジョーンズ家、自分が関わっていたすべての人たちのために、なんとしても実現させたかったからね」

「だから、それは今でも心に少し残っている。機会があったのに、実現できなかったわけだからね。その部分だけはいまだに引っかかっている」

2003年にドラフト外フリーエージェントとしてNFL入りしたロモは、2006年に先発の座をつかんだことで広く知られるようになり、最終的にはプロボウルにも選出された。ロモは10シーズンにわたって先発を務めたが、やがて体が限界を迎え始め、2015年には度重なる鎖骨の負傷によりわずか4試合の出場にとどまった。そして、2016年に見舞われた背中のケガがきっかけとなり、プレスコットに先発の座を奪われた。

回復後、2016年シーズンの残りをプレスコットのバックアップとして過ごしたロモは、2017年に引退を決意。その時点で37歳だったが、他のチームで一からやり直す道は選ばなかった。

「でも結局のところ、別の場所へ行ってやることもできた」とロモは話している。

「自分はスーパーボウルで勝たなきゃいけないと思っていたからね。それは文字通り、このスポーツをする理由だ。それ以上に重要なことはない。ただ、別のチームへ行ってそれを成し遂げたとしても、同じことになるんだろうか、とも思った。その時点でこのゲームをものすごく高いレベルで理解していたからね。最後の20から25試合では、健康なときはかなり好調だったけど、ケガをすることが増えていた。長年プレーしていると、体にはいろんな意味でガタがくるものだ」

「単に、同じように重要だと感じられなかっただけだと思う。自分にとってスーパーボウル制覇は大事なことだったと思うけど、それは周りの人たちや応援してくれたファンのためでもあったんだ」

ポストシーズンで成功を収められなかったことにより、ロモが全盛期に一流のプレーを見せていたという記憶は薄れてしまうかもしれない。それは、プレスコットをはじめとするカウボーイズの選手たちが繰り返すまいとしている運命だ。

【RA】