先発QBの決定を持ち越すブラウンズHCモンケン、サンダースはTDもワトソンはブーイングに不満
2026年08月23日(日) 15:48
クオーターバック(QB)シェドゥーア・サンダースにとってプレシーズン初先発となった試合は、雷によって開始が遅れた。そして、試合が再開されるとサンダースがタッチダウンパスを決めたのは、ある意味ふさわしい展開だった。
ただ、それがデショーン・ワトソンとのクリーブランド・ブラウンズ先発QB争いを決着させる一撃となるかどうかは、まだ分からない。
現地22日(土)にブラウンズがバッファロー・ビルズに7対31で敗れた試合で、サンダースはニーダウンを除く4回のドライブで司令塔を務め、1回のタッチダウンドライブを率いた一方、別のポゼッションではインターセプトを喫した。
NFLで2年目を過ごすサンダースが先発の座を勝ち取るには十分な内容だったのか。ブラウンズを率いるトッド・モンケンHC(ヘッドコーチ)は試合後、サンダースのプレーや姿勢について、おおむね前向きな評価を示している。
「評価できるところはたくさんある。一定の自信を持ってプレーしている。ボールを素早く手放すという点でもかなり良くなった。当然ながら、プレーを生み出そうとしている」
「良いプレーがたくさんあったと思う。私がここに来たときから今までの成長ぶりを本当に誇りに思っている。非常に印象的だ」
一方、ワトソンは後半に出場し、パス12回中5回成功、36ヤード、インターセプト1回を記録。2024年にシーズン終了につながるケガを負って以来、クリーブランドで初めて試合に出場した。ベテランQBのワトソンには、ほとんどのドライブでクリーブランドのファンからブーイングが浴びせられ、得点につなげることもできなかった。
ワトソンのプレーについて質問されたモンケンHCは「オフェンス全体として良いプレーができなかったことに失望している。それだけだ」とコメント。
「ダウン更新までの距離が長くなれば、難しくなる。どうせ本人に“ブーイングされるのはどんな気分か?”と聞いたんだろう? そんなの分かりきっている。最悪だよ! 私だってブーイングされたくない。でも、それもこの仕事の一部だ。ブーイングされたくないなら良いフットボールをすることだ」
ワトソンは試合後の記者会見でブーイングについて言及し、ファンの反応は「敬意を欠いている」と報道陣に話した。
「パフォーマンスとは関係ない。もっと個人的なものだと思っている。前回、このフィールドでプレーしたとき、俺はアキレス腱を断裂した。そのときも同じファンたちが、俺がケガをしたことに歓声を上げていた。それがプレーの出来と何の関係があるんだ?」
サンダースも中継の中で、ブラウンズファンによるブーイングを「リスペクトできない」と話している。
ベテランのワトソンが先発したプレシーズン初戦はワトソンとサンダースがともに一長一短の内容だった。
モンケンHCは夏を通して、プレシーズンのこの時期をめどに先発QBを決める考えを示唆してきた。しかし、土曜日の午後になっても、まだ最終的な決断を下す準備はできていなかった。
「まあ、どこかの時点では決めなければならないのは確かだ。冗談っぽく言ってはいるが、どこかの時点でその選手にレップを与えていかなければならない。だから、今ここで自分を追い込むようなことは言わない。理想を言えば、1人の選手にすべてのレップを与えて、誰が先発なのか分かっている状態が望ましい。われわれスタッフは、この状況を整理しながら、できる限りのことをしてきた」
「明日、映像を確認する」
さらに、先発QBを決めるためにもう1週間のプレーを見る必要があるのかと問われたモンケンは「明日確認するまで待つ。繰り返しになるけど、それまでは待つつもりだ。映像を確認して、スタッフと話してからだ」と答えた。
ブラウンズは現地27日(木)に本拠地でニューイングランド・ペイトリオッツと対戦する。サンダースとワトソンが出場するかどうかはまだ分からず、それまでにどちらかが先発QBに指名されるかどうかも未定だ。
ブーイングから判断する限り、ブラウンズファンの希望が通るのであれば、先発はサンダースになるだろう。しかし、まずはモンケンとコーチングスタッフ、そして試合映像による評価に委ねられることになる。
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