ブラウンズ戦で感情を爆発させたことを「謝るつもりはない」とスティーラーズDTヘイワード
2026年10月09日(金) 11:58
ピッツバーグ・スティーラーズがクリーブランド・ブラウンズに敗れたサーズデーナイトゲームは、もう何週間も前のことのように感じられるかもしれない。それでも、スティーラーズのベテラン勢は、シーズン第4週の敗戦で感情をあらわにしたことについて、今も質問に応じている。
次の試合まで通常より間が空くこともあり、ほかに話題があまりないという事情もある。さらに、普段ならクオーターバック(QB)アーロン・ロジャースやヘッドコーチ(HC)マイク・マッカーシーに見られるような感情的な振る舞いに、ディフェンシブタックル(DT)キャメロン・ヘイワードまで加わったとなれば、気がかりな兆候ではある。
ロジャースが怒りながらプレーをもっと早く伝えるよう求めた際、マッカーシーは強い言葉で応じていた。後にマッカーシーは「本当はああいう言葉は使いたくない」と話し、このやり取りを大きな問題とは捉えていない様子を見せている。一方、ヘイワードは、スティーラーズの選手たちがフラストレーションを表に出すことに問題はないと考えている。
『Pittsburgh Post-Gazette(ピッツバーグ・ポスト・ガゼット)』によると、ヘイワードは今週、「俺たちは昔から感情を出してきた」と切り出し、次のように続けたという。
「そういうことをためらう必要はない。俺自身、サイドラインでは少し熱くなるタイプだし、それを謝るつもりはない。これも試合の一部だ。俺たちは自分たちに高い基準を課しているし、チームにも多くを求めている。それができなければ腹が立つのも当然だ」
カメラに捉えられたのは、この3人だけではない。スティーラーズのレジェンドであるアウトサイドラインバッカー(OLB)T.J.ワットも、サイドラインでヘッドセット越しに守備コーディネーター(DC)パトリック・グラハムと激しく言葉を交わす様子が映っていた。『Prime Video(プライム・ビデオ)』の中継では、守備が苦戦する中でヘイワードがチームメイトに声を荒らげる場面も取り上げられ、AFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)北地区のライバルを相手に思うようなプレーができないスティーラーズのいら立ちが伝わってきた。
そのフラストレーションにも理由はあった。ブラウンズのオフェンシブラインでは、経験の浅いセンター(C)ルーク・ワイプラーと新人ガード(G)オースティン・バーバーが代役を務めていた。それでも、普段はNFLでも屈指の生産性と激しさを誇るスティーラーズのディフェンシブフロントは本来の力を発揮できず、QBデショーン・ワトソン率いるブラウンズに第2クオーターだけで21得点を許した。ブラウンズは21対10とリードして前半を終えている。
「試合中、気に入らないことがたくさんあった」とヘイワードは振り返る。
「試合の流れにも不満があったし、とにかくいろいろなことがあった。どのチームを見ても、リーダー格の選手がいつも以上に腹を立てる必要があるときはある。それを謝る必要はない。そういう感情も試合の一部として受け入れて、前に進み、どうすれば良くなれるかを見つけるべきだ」
ベテランリーダーのヘイワードは、必要なときにチームメイトへ厳しい言葉をかけられるだけの信頼と発言力を築いている。その場で起きていることを見て、手遅れになる前にミスを修正しようとした。
ただ、その試みは実らず、ブラウンズが27対24で逃げ切っている。
シーズン開幕からまだ1カ月。ヘイワードは、チーム全体を良くするためにも、今こそ選手同士が率直に言い合うべき時期だと考えている。
「俺たちなら、いつでも言いにくいことを言い合えるはずだ」とヘイワードは語った。
「このチームには、気を使いすぎなきゃいけないような選手はいない。自分らしくいられるし、お互いに厳しく要求できる。それでいいんだ。仲間なら、お互いに責任を求めるべきだ。何かを成し遂げて世界一を目指すなら、言いにくいときでも仲間同士で正直でいなければならない」
ヘイワードの考えが正しければ、スティーラーズは問題を修正し、第5週のインディアナポリス・コルツ戦を皮切りに、今後はブラウンズ戦ほど相手に自由にプレーさせないはずだ。たとえ、その過程で多少感情をあらわにすることが、マッカーシーが自らに求める節度ある振る舞いに反するとしても。
少なくとも、ロジャースが近いうちに感情を抑えるようになることはないだろう。
【R】



































