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成果が出るまで待つよう求めるセインツGMルーミス

2026年10月23日(金) 15:29

ニューオーリンズ・セインツのジェネラルマネジャー(GM)ミッキー・ルーミス【AP Photo/Aurelien Morissard】

ミッキー・ルーミスは25年近くにわたり、ニューオーリンズ・セインツを率いてきた。

先週、セインツオーナーのゲイル・ベンソンが公の場でチームのパフォーマンスに対する不満をもらしたことで、ジェネラルマネジャー(GM)であるルーミスの立場はこれまでで最も厳しい状況に置かれている。ベンソンオーナーは厳しい声明の中で「このレベルのパフォーマンスを私たちの基準とすることは受け入れられません」と述べている。

ベンソンオーナーが何を言いたいのか、行間を深読みする必要はない。明らかに、チーム関係者の職が懸かっていた(そして、今も懸かっている)のだ。

『Times-Picayune(タイムズ・ピカユーン)』によれば、ルーミスGMは水曜日、現地25日(日)に控えるパリでのピッツバーグ・スティーラーズ戦を前に「誰であれ、ときには少し居心地の悪さを感じる必要があると思う。そのことに問題はない」と話したという。

ルーミスがジェネラルマネジャーに就任してからの20年で、セインツが負け越したシーズンは7回しかなかった。一方、2022年以降でセインツが勝率.500を越えたのは、2023年シーズンだけだ。

開幕から1勝4敗と出遅れたことで、ベンソンオーナーは組織の現状について異例とも言える厳しい声明を発表し、全員に警告を発した。これに良い形で応えたセインツは、先週日曜日に10対0の状況をひっくり返してNFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)東地区首位のニューヨーク・ジャイアンツを下している。

この勝利によって現状について語る余地を得たルーミスGMは、もう少し時間を与えてほしいと訴えている。

「われわれが進んでいる方向に満足している」と言うルーミスGMは次のようにつけ加えた。

「われわれは若く、成長中のチームであり、そのことをきちんと認識しなければならない。私は把握している。ヘッドコーチ(HC)は若く、キャリアで23試合を数えたところだ。われわれは、そういう位置にいる」

ルーミスのスタンスにも、もっともなところがある。ケレン・ムーアHCは初めてヘッドコーチに就任してから2シーズン目を迎えたばかりだ。タイラー・ショーはセインツの先発クオーターバック(QB)になってから初めてのフルシーズンで、6試合を終えたところ。ある意味、今のセインツはまだ始まったばかりなのだ。

ルーミスはショーについて「これまでの実績をはるかに越える期待がかかっていると思う」と話している。

ルーミスが示した事実によって、期待値は少し変化するかもしれない。しかし、強い形で2025年を終え、希望の2026年を迎えていたセインツに向けられていた楽観的な期待と折り合いをつけるのは難しい。今年はセインツの飛躍の年だと考えていた人々もあり、誰が勝ってもおかしくないNFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)南地区制覇もあり得るとの声もあった。

しかし、そういった高い期待に見合うだけの結果はまだ出ていない。ショーはポテンシャルを垣間見せ、シーズン序盤には後半で印象的なパフォーマンスを発揮していたものの、その後、チームは不調に陥り、地区最下位にまで転落した。ムーアHCの攻撃の専門性についても、多くの人が予想していたような改善にはまだつながっていない。そういった状況が、ムーアHCが2026年シーズンを終えてもニューオーリンズにとどまっているのかという疑問さえ呼んでいる。

ムーアHCの評価について聞かれたルーミスGMは「それはずっと先のことだ。前にも言ったように、彼はキャリアで23試合をしたところで、再建中のチームにいる。それを忘れてはいけない。だが、今見ているものを私は気に入っている」と述べた。

セインツのスロースタートにはそれなりの理由がある。まず、1巡目指名のワイドレシーバー(WR)ジョーダン・タイソンがいないこと。タイソンの指名は、さまざまな角度から相手守備陣を出し抜くことができる空中戦を構築しようと意図してのことだった。しかし、タイソンはプレシーズンにハムストリングを負傷し、シーズン開幕からフィールドには立っていない。大学時代から負傷を繰り返していたタイソンを知る者であれば、経歴上で最大の懸念要素が早くも問題になっていることに、驚きはないだろう。

ルーミスGMはドラフト全体8位でタイソンを指名した決断を今も前向きにとらえている。

アリゾナ州立大学時代にタイソンがハムストリングを負傷していたことに触れつつ、ルーミスGMは「彼が今負っているのは、以前とは別のケガだ。こういうことは起こるもの。どの選手であれ、あり得るものだ。キャリアが本当に始まったばかりの段階で起こったのは残念だが、これが彼の唯一のケガになることを願う」とコメントした。

「彼がケガをする前、トレーニングキャンプで練習しているときに彼が見せていたものには、本当に勇気づけられた。彼が戻ってくるのを楽しみにしている」

最終的に、どういった結果が出せるかでセインツの未来は決まる。3年連続で負け越せば、ルーミスGMにはさらに大きなプレッシャーがかかるだろう。ルーミスGMは北アメリカのプロスポーツ界で最も長く在任しているジェネラルマネジャーの1人であり、10年近くにわたって、ベンソンが所有するNBAチームであるニューオーリンズ・ペリカンズの運営にもかかわっている。

シーズン第6週は前向きな一歩となった。オーナー側からの圧力を和らげるには、引き続き勝利を重ねていく必要がある。

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