タンパベイ・バッカニアーズがコーナーバック（CB）のアルタラウン・バーナーを放出した。

『NFL Network（NFLネットワーク）』のイアン・ラポポートが現地23日（木）に報じた後、チームがこれを認めている。

28歳のバーナーは2014年に4年2,550万ドル（約29億円）でバッカニアーズと契約を結んだ。この契約にはもう保証金が残っていないこともあり、チームは2017年のサラリーキャップに650万ドル（約7億3,000万円）のスペースを生みだすことが可能となる。バーナーはバッカニアーズのキャップ内で5番目の高額選手になる予定だった。

2016年のバーナーは先発メンバーから外れていたことから、今回の放出は財政とフットボールの両面から見て理にかなっていると言える。ドラフト1巡目指名ルーキーのCBバーノン・ハーグリーブスの台頭でバーナーの先発職は失われた。2015年もベンチで過ごすことの多かったバーナー。昨シーズンは3試合に先発出場したが、合計10試合で25回のスナップしか見ていない。バーナーは過去2シーズンを通して9試合の先発出場にとどまっていた。

今後、バッカニアーズのCBは大黒柱のブレント・グライムス、ハーグリーブスの二人で固定されるはずだ。

突然フリーエージェントとなったバーナーは先発経験を持つベテランを欲するチームを探すことになる。今回ばかりは相当安価な契約となるであろう。