2017年ドラフトの1巡目でピッツバーグ・スティーラーズに指名を受けて以来、T.J.ワットは兄でありディフェンシブ・プレーヤー・オブ・ザ・イヤーに3度選ばれているJ.J.ワットと比較され続けてきた。

そんな中、スティーラーズのジェネラルマネジャー（GM）であるケビン・コルバートは『NBC Sports（NBCスポーツ）』に対してT.J.が兄J.J.と競り合う必要はないとコメントしている。

「2人ともフットボールに対して似たような情熱を持っている。しかし、T.J.は自分の名前に誇りを持っている。もちろん兄のJ.Jとデレクを尊敬しているとは思うが、彼はファンにワットの名前ではなく、T.J.の名前で認知されたいと願っている。われわれもそれを理解しているし、T.J.が存分に活躍できるように全力で援護していくつもりだ」

兄の実力を超えようとして弟たちが挫折してしまうケースも決して少なくない。対照的に弟が兄を実力で超えてしまうこともある。家族内での実力争いを含め、今後T.J.がどういったキャリアを歩んでいくのかに注目が集まるところだ。