シンシナティ・ベンガルズが守備陣の中核を担うボンタゼ・バーフィクトとの契約を延長した。

ベンガルズは現地7日（木）、アウトサイドラインバッカー（OLB）バーフィクトと3年の延長契約を交わしたことを発表。『NFL Network（NFLネットワーク）』のイアン・ラポポートが伝えるところによると、この契約でバーフィクトには3年で330万ドル（約3億5,700万円）のサインボーナスを含む3,868万ドル（約42億円）が支払われるとのことだ。今シーズンのバーフィクトはまた、追加で700万ドル（約7億6,000万円）を受け取る予定だとラポポートは付け加えている。

ヘッドコーチ（HC）マービン・ルイスは声明の中で「リーグの中でもボンタゼは若く、急成長中の才能ある選手だ。われわれは若手の選手に厳しいトレーニングを課し、才能を最大限に引き出す努力をしてきた。ボンタゼがベンガルズの未来を共に背負うという決断をしてくれたことに喜びを感じている。シーズンが開始する前に契約を結べたことは重要だ。ボンタゼがあと数週間で帰ってくるのを心待ちにしている」と語った。

10月1日（日）に開催予定の第4週クリーブランド・ブラウンズ戦までは出場停止となっているバーフィクト。先月19日に行われたカンザスシティ・チーフス戦の第3クオーターでバーフィクトがフルバック（FB）アンソニー・シャーマンに対した行ったヒットが2つのルールに違反していると判断され、当初のバーフィクトには5試合の出場停止処分が科されていた。審議の結果、後にこの処分期間は3試合へと短縮されている。

ベンガルズ守備陣にとってバーフィクトの存在は偉大だ。『NFL Research（NFLリサーチ）』によれば、過去2シーズンを通じ、バーフィクトが出場した試合のベンガルズは10勝10敗を記録し、1試合に許した平均得点は18.8点となっている。しかし、バーフィクト不在の試合におけるベンガルズは3勝8敗で同平均得点は19.9点と、その数字が悪化するのは明らかだろう。

先シーズン、11試合に出場したバーフィクトは101タックル、2サック、2インターセプトをマークした。キャリア全体を通すと、バーフィクトは6年のプロ生活で502タックル、7サック、5インターセプトを記録している。

2012年にドラフト外から契約を結んだバーフィクトにとって、ベンガルズとの契約延長はこれで2度目だ。バーフィクトの1度目の延長契約は2014年の8月に締結されており、今回交わした3年の延長契約によって、バーフィクトは2020年のシーズン終了までベンガルズに在籍することが可能となった。

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