NFLは現地23日（月）、ミネソタ・バイキングスのセーフティ（S）アンドリュー・シンデホーに対し、リーグが定めたプレーヤーの安全規定に違反したとして1試合の出場停止処分を下した。

シンデホーへの停止処分は先週のボルティモア・レイブンズ戦の第1クオーターでワイドレシーバー（WR）マイク・ウォレスに対して行ったヒットがその原因となっている。ウォレスへのヒットはヘルメット同士の衝突となり、最終的にウォレスは脳震とうを発症して試合を離脱している。

『NFL Network（NFLネットワーク）』のイアン・ラポポートが伝えるところによると、シンデホーはこの処分に対して抗議しているとのことだ。

NFLフットボール運営部門副部長のジョン・ランヤンはシンデホーのプレーに対し、ルールに規定される“いかなる選手もヘルメットやフェイスマスクを使って暴力的に、あるいは、不必要に相手へのタックルを行ってはならない”という規定に反していると発表。

シンデホーは日曜日、記者に対して「当然ながら、マイクをケガさせようと意図的にやったわけでない。彼は（バイキングスにも）1年いたんだ。彼とは知り合いさ。早く回復して来週の試合には戻ってほしいよ」と語った。

シンデホーに対し、ランヤンは次のような書簡を送っている。

「今回のプレーは悪質なものであり、回避も可能であったはずであるがゆえ、処分は免れられない。暴力的に頭部や首周辺に向けられたヒットであり、両者にとってもリスクが大きく、深刻なケガにつながる恐れのあるプレーだった」

シンデホーの抗議が認められなかった場合、今週末にロンドンで開催予定のクリーブランド・ブラウンズ戦が終わった後、シンデホーは10月30日（月）から再びバイキングスのロースターに復帰することが可能となる。

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