プレーオフ進出が危機的状況にあるロサンゼルス・チャージャーズは、エースクオーターバック（QB）のフィリップ・リバースが今週末のバッファロー・ビルズ戦に出場できることに望みをかけている。

リバースは先週末のジャクソンビル・ジャガーズ戦後に脳震とうの症状を訴えてプロトコル入りしたものの、その後の回復が順調に進んでいることにチームは期待を持っているようだ。これは『NFL Network（NFLネットワーク）』のイアン・ラポポートが伝えたもの。ヘッドコーチ（HC）のアンソニー・リンは現地15日（水）、記者に対してリバースが制限付きで練習に参加したと明かした。

回復兆候にあることはリバースのビルズ戦出場の可能性を高めるものの、実際の出場には神経科医の承認を得る必要がある。

チャージャーズはこれまで、2006年から試合に欠場したことのない鉄人QBリバースを中心にチーム編成を行ってきた。AFC（アメリカン・フットボール・カンファレンス）での生き残りを懸けた戦いの中、3勝６敗と低空飛行のチームにリバースではなくケレン・クレメンスを先発QBとして起用できるほどの余裕はない。

一方のビルズはタイロッド・テイラーをベンチに下げ、未知数の新人ネイサン・ピーターマンを先発させると発表している。

ビルズのQB変更は水曜日の一大ニュースとなったが、チャージャーズにとってはそれよりもエースの健康状態が気がかりで仕方ないだろう。