今季レギュラーシーズン最後の2週間、ニューヨーク・ジャイアンツがクオーターバック（QB）のデイビス・ウェッブをファーストチームの練習に参加させる予定だ。

2017年のドラフト3巡目で指名を受けた新人QBは、現地20日（水）の練習で夏以来初めてとなるファーストチームの練習に参加した。イーライ・マニングは通常、先発の全8人を相手にしているものの、ウェッブは6人を相手に練習を行った。

チームの公式サイトを通じ、暫定的ヘッドコーチ（HC）のスティーブ・スパグニョーロは「われわれは彼にも期待している。前にも言ったように、彼はいつだってちょっとでも試合に出る機会を想定して練習に励んでいる。準備方法に変わりはないが、われわれは彼にフィールドでの実戦練習を積んでもらいたかった」と明かした。

ウェッブはマニングとジーノ・スミスに次ぐ3番手のQBとしてまだ考えられているものの、今週末に開催されるアリゾナ・カーディナルス戦にアクティブ登録される可能性もありそうだ。

ファーストチームの練習に参加後、ウェッブは「とても楽しかった」とコメントし、「昨日言われたんだ。今年中ずっと続けてきた自分なりの準備方法を生かせる良い機会だった。イーライを中心に、その次にはジーノが練習してきた。そこに自分が入り込んでOライン（オフェンシブライン）に指示を出し、レシーバーたちが自分のコールで動いた。最高にクールだった。良い経験ができたと思う。今日もまた、自分は成長できた」と語った。

元HCのベン・マカドゥーが決断したマニングのベンチ入りは大きな判断ミスだったが、その後のチームはまだQBに関する情報を明らかにしていない。それでも、レギュラーシーズンの閉幕が近づく中、ファーストチームの練習に参加させたということはようやくジャイアンツが本気でウェッブの起用を考え始めた証拠かもしれない。

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