カーク・カズンズが正式にミネソタ・バイキングスの先発クオーターバック（QB）となった。

現地14日（水）晩にバイキングスのフロント陣とのディナーを通じて面談し、木曜日にはチーム施設を見て回ったカズンズ。情報筋の話を元に『NFL Network（NFLネットワーク）』のイアン・ラポポートは、全額保証の3年8,400万ドル（約89億円）で合意したカズンズがNFL史上最高の契約を勝ち取ったと伝えている。

ラポポートは12日の時点でカズンズのバイキングス入りの可能性を報じていた。

今季7年目を迎えるカズンズは2015年以降、毎シーズンNFLトップ10 QBにランクインし、パス成功率と決勝ドライブ数はリーグ3位となっている。この成績もあってか、カズンズは『NFL.com』が選出する2018年フリーエージェント（FA）トップ101の第1位にランクインしていた。

リーグ屈指の守備陣と共に、カズンズはミネソタの地で優秀なワイドレシーバー（WR）陣や故障からの復活を期す若手ランニングバック（RB）ダルビン・クックを駆使して高みを目指すことになる。カズンズのバックアップを務めるのは先日バイキングスに移籍した元デンバー・ブロンコスのトレバー・シーミアンになるだろう。

過去2年、カズンズはワシントン・レッドスキンズのフランチャイズタグの下、合計約4,400万ドル（約47億円）でプレーしてきた。NFL史上最高となる新契約からは悲願のスーパーボウル制覇を目指すバイキングスによるカズンズへの期待値の高さがうかがえるだろう。

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