コーナーバック（CB）ジャレン・ラムジーはジャクソンビル・ジャガーズを離れたいとの意思を明確に示してきた。唯一の問題は、チームオーナーのシャヒド・カーンがその願いを叶えるプランはないと明言していることだ。

カーンは現地2日（水）、『The Associated Press（AP通信）』に、スターCBを手元に置いておくことがジャガーズにとって“ベスト”だと述べた。

「当然、フットボールはチームスポーツであり、私は個人の考えや視点、リクエスト等に敏感だ。しかし、チームにとって正しいことをしなければならない。われわれはジャレンがジャガーズに与えてくれる価値を評価している。われわれは彼を高く評価していると思う。われわれはジャガーズにとって正しいことを求めており、今は彼をチームにとどめておくことがベストだと考えている」

2016年にドラフト全体5位でジャガーズに指名されたラムジーとチームにとって、9月は出来事の多い一月だった。シーズン第2週にサイドラインでヘッドコーチ（HC）ダグ・マローンとラムジーが議論になった後、ラムジーがトレードを要請しているとのニュースが明らかになった。シーズン第3週もジャガーズのユニフォームを着て戦いに臨んだラムジーだったが、その試合が最後の登場機会となっている。

体調不良により翌月曜日の練習に欠席したラムジーは、水曜日も背中の痛みを訴えて練習しなかった。その後は第2子の誕生に立ち会うべくテネシー州ナッシュビルへ向かい、ジャガーズがデンバー・ブロンコスに勝利した試合には参戦していない。

トレードを要請されながらも最初からラムジーを擁護してきたジャガーズ。オーナーはさらに次のように語った。

「彼とは会った。私の彼との関係性は実に良いと思う。これは私からや、私の視点からの要請ではない。私にはもちろん、問題はない。私はぜひとも彼がジャガーズの一部でいてほしい」

ルーキークオーターバック（QB）ガードナー・ミンシューの急成長もあって2連勝を決めているジャガーズは、今週日曜日に同じく2勝2敗のカロライナ・パンサーズと対戦するが、ラムジーがこの試合に登場するかはまだ分からない。ラムジーは長引く背中の問題により、水曜日の練習に参加していない。

【A】