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LBバーフィクトの処分に不満のレイダースHCとQBカー

2019年10月03日(木) 11:11


オークランド・レイダースのデレック・カー【AP Photo/AJ Mast】

先週日曜日に実施された試合でインディアナポリス・コルツのタイトエンド(TE)ジャック・ドイルにお互いのヘルメットがぶつかるヒットを繰り出して今季末までの出場停止処分を受けたオークランド・レイダースのラインバッカー(LB)ボンタゼ・バーフィクトが、イギリスを後にしてホームにたどりついた。

バーフィクトに停止処分が科されたのは現地30日(月)だが、レイダースがシーズン第5週のシカゴ・ベアーズ戦に備えてロンドンに滞在している水曜日、ヘッドコーチ(HC)ジョン・グルーデンはバーフィクトが上訴する見込みだと報じられている今回の措置に対する不満を表明している。

水曜日に行われた記者会見で「本当に何も言うつもりはない」と話したとグルーデンHCは次のように続けた。

「私はラニヤン(NFLフットボールオペレーション部門副社長)やリーグのオフィスと話をし、彼は私がどう感じているか知っている。今回の件はわれわれのチームを非常に傷つけている。上訴がどうなるか気がかりだ。このことには全く満足していない。まったくだ。それ以外には何も言いたくない。明らかに憤りを覚えている」

レイダースに加入する前、バーフィクトはシンシナティ・ベンガルズで7年間プレーする中で罰金11回、3度の出場停止で合わせて10試合を欠場している。過去にも不注意な行為を重ねてきたバーフィクトに、厳しいペナルティが科された。しかし、グルーデンHCとレイダースのクオーターバック(QB)デレック・カーはこの裁定に同意していない。

カーは「彼はその選手を傷つけようとしたんじゃないと思う」とコメントした。

「あの選手は体勢を崩していた。そういうことはいつも見られるし、いつもフラッグが振られる。フットボールのことを考えれば、あの選手がそれをキャッチしたとき、彼はすでにその選手に向かってヒットしようとしていて、相手は体勢を崩しつつあった。当然、思ったよりも高いところからヒットすることになる。人の首につかみかかったのに今週の日曜日にプレーする選手もいるわけだ。ヘルメットで人にぶつかったのに、この日曜日にプレーする選手もいる。ボンタゼ・バーフィクトは今季の残る試合でプレーできない。俺に聞くなら、ちょっと行き過ぎだと思う。フェアじゃないと思うね」

「彼は素晴らしい人物だ。フットボールがプレーできなくて、彼は意気消沈している。彼はただ、フットボールがプレーしたいんだ」

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