サンフランシスコ49ersはクオーターバック（QB）の不安から間もなく解放されるかもしれない。

現地9日（金）、ヘッドコーチ（HC）カイル・シャナハンは『KNBR』に対し、QBジミー・ガロポロがマイアミ・ドルフィンズとのサンデーゲームで戻ってくる可能性が高いと語ったという。『ESPN』のニック・ワゴナーが伝えている。金曜日の練習があるため、決定はまだ最終的なものではなく、シャナハンはもう一度そこで司令塔の様子を見てから彼の復帰を正式に決めるようだ。

ガロポロは白星を挙げた第2週のニューヨーク・ジェッツ戦で足首を痛め、第3週のニューヨーク・ジャイアンツ戦と第4週のフィラデルフィア・イーグルス戦で欠場を強いられた。彼を失った49ersの2週間は興味深いものだった。

ジャイアンツ戦で代役を務めたのはニック・ムレンズで、2020年初先発でパス36回のうち25回を成功させて343ヤード、タッチダウン1回でチームを36対9の勝利へ導き、ガロポロ不在の中で49ersファンを安堵（あんど）させた。ところが、翌週のイーグルス戦では精彩を欠き、シャナハンは終盤にC.J.ビーサードとの交代を命じたが、結局試合には敗れている。

一部のファンは完全に健康になってからガロポロを戻す方がいいと考えるだろうが、彼がプレー可能な状態ならば復帰させるべき理由として第4週の敗北は十分なものだった。ドルフィンズは現在1勝3敗だが、ここ数週間は特にディフェンスサイドで競争力を見せている。つまり、49ersには自分たちのベストな司令塔が必要だということだ。それがガロポロだとしたら、チャンスは明らかに増える。

最大とまではいかずとも、けがによってシーズンで打撃を受けている49ersにとって、フランチャイズQBが戻ってくるのはうれしいことだろう。これから先の7試合には、ニューイングランド・ペイトリオッツ、シアトル・シーホークス、グリーンベイ・パッカーズ、ニューオーリンズ・セインツ、バッファロー・ビルズとの対戦、そしてロサンゼルス・ラムズとの2試合が含まれている。サンデーナイトで見せたよりも良いパフォーマンスが彼らには必要だ。

【M】