テネシー・タイタンズのスターランニングバック（RB）デリック・ヘンリーがNFLの歴史に名高い大記録を打ち立てようとしている。

今季のヘンリーは2,000ヤードまであと223ヤードに迫っており、達成すれば単シーズンで2,000ランヤード超えを果たした8人目の選手となる。

勾配が急な上り坂になるかもしれないが、ヘンリーが記録を打ち立てるにあたりヒューストン・テキサンズは完璧な対戦相手と言えよう。

1年前のシーズン第17週、ヘンリーはテキサンズ守備陣を相手に211ヤードを稼ぎ、タイタンズのプレーオフ進出に一役買った。今季第6週にテキサンズと対戦した際には212ヤードを記録している。

タイタンズがプレーオフの切符を争い、ヘンリーが大記録達成を狙う以外にも、まだタイタンズが歴史に名を刻む項目がある。『NFL Research（NFLリサーチ）』によると、今のスーパーボウル時代に入って以降、1チームに対して3試合にわたり200ヤード以上のランヤードを稼いだ選手はいないのだ。

これまでに1,777ヤードを記録してNFLトップの成績を誇るヘンリーと、ラン守備においてリーグ全体で31位と低迷するテキサンズの対峙であることを考えれば、少なくとも歴史を築くチャンスはあるだろう。

ヘンリーが2,000ヤードに達すれば、2012年にミネソタ・バイキングスに所属したエイドリアン・ピーターソンが成し遂げて以来の記録達成となり、また、タイタンズにとっては2009年に2,006ヤードを稼いだクリス・ジョンソン以来、2人目の2,000ヤードラッシャー誕生だ。1チームで2人以上の選手が2,000ヤードを超えたチームはおらず、タイタンズが初となる。

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