コーナーバック（CB）パトリック・ピーターソンがミネソタへ向かう。

8度のプロボウラーにして10年のキャリアを有するピーターソンがアリゾナ・カーディナルスを離れ、ミネソタ・バイキングスと1年1,000万ドル（約10億9,000万円）の契約を結ぶと『NFL Network（NFLネットワーク）』のイアン・ラポポートが報じた。

アリゾナの傑出した選手にして主戦力だったピーターソンは、キャリア初年度からの8年間で連続してプロボウルに選出されたという実績が示す通り、リーグでトップのコーナーの一人でもある。

しかしながら、31歳のシーズンを迎えるにあたって、やや後退するのは当然のことだろう。

それにもかかわらず、ピーターソンにはバイキングスに経験をもたらし、2020年に不調に陥った守備陣を改善することが期待される。パフォーマンス向上薬に関するリーグのポリシーに違反して出場停止処分を科された2019年を除けば、ピーターソンは2011年のドラフトでNFL入りしてからすべての試合に先発出場してきた。最良の時期はもう過ぎたかもしれないが、信頼性は今でもトップクラスだ。

『NFL.com』のグレッグ・ローゼンタールが選ぶ2021年のフリーエージェント（FA）トップ101で61位にランクインしているピーターソンの離脱は、カーディナルスの歴史にとって非常に大きい損失だが、予測されていた動きでもあった。

このゲームのエリートだったピーターソンが、バイキングスで競技生活の新たなステージに立とうとしている。

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