ヒューストン・テキサンズのクオーターバック事情は依然として不透明であり、テキサンズは今後数カ月のうちにさらなる助けを求めて外に目を向けるかもしれない。

『NFL Network（NFLネットワーク）』のトム・ペリセロは現地2日（金）、この秋にデショーン・ワトソンが不在となる場合、テキサンズがベテランクオーターバック（QB）アレックス・スミスの獲得に動く可能性があると報道。ワトソンは現在、マッサージの施術中にわいせつ行為や性的暴行があったとして21件の民事訴訟を抱えているほか、オフシーズンに入ってすぐにはチームにトレードを要求してもいる。

ペリセロは、現在、テキサンズのヘッドコーチ（HC）を務めるデビッド・カリーとスミスはカンザスシティ・チーフス時代にともに時間を過ごしたことがあり、ワトソンの状況が解決していないことから、ジェネラルマネジャー（GM）のニック・カセリオが競争を生み出すことを期待してクオーターバックに追加のオプションを求める可能性があると伝えた。今オフシーズンにはテキサンズにベテランQBのタイロッド・テイラーが加わっているが、スミスを迎え入れることで先発の座を争う機会が生まれ、スミス自身はまだ先発を務めるだけの力があると考えている。

スミスが2018年に足に大ケガを負った試合の対戦相手がテキサンズである。

ペリセロは『NFL NOW』で「ワトソンが今秋にテキサンズの一員でない場合、それがトレードであれ、出場停止であれ、あるいは単純にテキサンズにいたくないがために姿を現さない場合も含め、テキサンズはもう1人のベテランクオーターバックであるタイロッド・テイラーと契約しているものの、アレックス・スミスとの契約に動く可能性を除外していない」と指摘している。

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