現地13日（月）にオフェンシブラインの強化に着手したデンバー・ブロンコスは、守備面も放置してはいない。

ブロンコスと元アリゾナ・カーディナルスのディフェンシブエンド（DB）ザック・アレンが3年4,575万ドル（約60億9,838円）、3,250万ドル（約43億3,219万円）保証の契約で合意に至った。『NFL Network（NFLネットワーク）』のイアン・ラポポートが伝えた。

2019年NFLドラフトの3巡目でカーディナルスからの指名を受けたアレンは、4シーズンをカーディナルスと共に過ごし、そのすべてで守備コーディネーター（DC）バンス・ジョセフの指揮下にあった。アレンはジョセフDCとデンバーで再合流することになる。

ガード（G）ベン・パワーズやオフェンシブタックル（OT）マイク・マクグリンチーとの契約を取りつけるという大きな動きに出たブロンコス。それに加えてのアレンとの契約は、ブロンコスがボールの両サイドで包括的なチーム構築に取り組んでいることを表している。また、アレンにはシアトル・シーホークスとの契約によってブロンコスを去ったドリーモント・ジョーンズが残した穴を埋めることも期待されている。

グレッグ・ローゼンタールが選ぶフリーエージェントトップ101で8位に入っていたアレンは、ここ数年は先日引退したJ.J.ワットの元で学び、成長してきた。

アレンは2022年にキャリアハイのサック5.5回、タックル47回を記録した。素晴らしい数字というわけではないが、アリゾナの砂漠からマイルハイシティに向かう25歳のアレンは、明らかに上向きの軌道にのっている。

【A】