グリーンベイ・パッカーズがプロボウラーの1人を長期にわたってキープしようとしている。

現地21日（日）、パッカーズとノーズタックル（NT）ケニー・クラークが3年6,400万ドル（約100億7,914万円）の契約延長に合意したと『NFL Network（NFLネットワーク）』のイアン・ラポポートが情報筋の話をもとに報じた。クラークは2024年シーズンに2,900万ドル（約45億6,622万円）を受け取ることになるとラポポートはつけ加えている。

その後、チームがクラークの契約延長を発表。今回は2020年にチームとの契約延長を実現させたクラークにとって、2度目の契約延長となる。

2023年シーズンに17試合に出場し、クオーターバック（QB）ヒット16回、キャリアハイとなるサック7.5回を記録したクラークは、この5年で3度目となるプロボウル選出を果たした。リーグ屈指のインテリアラインマンとして、シーズンを通してパッカーズ守備陣を支えたクラークは、全試合に出場したシーズンの成績としてキャリアの中でも特に優れた結果を残している。

この3シーズン、パッカーズはプレーオフ進出を目指す中で、現在28歳のクラークの安定した活躍に頼ってきた。今オフシーズンには守備コーディネーター（DC）に就任したジェフ・ハフリーがチームに加わったため、クラークは新たな指導を受けることになるだろう。

クラークとの契約をまとめたということは、パッカーズは今後、QBジョーダン・ラブとの長期契約に焦点を移せるということだ。QB市場では新契約が成立するごとに契約金額が上昇しており、パッカーズはシーズン開幕前にラブとの契約延長を済ませたいと考えている。ジャクソンビル・ジャガーズのQBトレバー・ローレンスとデトロイト・ライオンズのQBジャレッド・ゴフはそれぞれの所属チームとの契約延長を実現させた。

パッカーズがトレーニングキャンプに臨む中、将来が約束されたクラークは何の心配もなく2024年シーズンに向けて準備を進められる。

【RA】