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WRヴェルス・ジョーンズJr.をRBのポジションで試すベアーズ

2024年08月08日(木) 13:07


シカゴ・ベアーズのヴェルス・ジョーンズJr.【AP Photo/Charles Rex Arbogast】

シカゴ・ベアーズはレップスを獲得してロースタースポットを確保することを目指すワイドレシーバー(WR)ヴェルス・ジョーンズJr.に、その多才さを発揮させるチャンスを与えている。

バッファロー・ビルズとのプレシーズンゲームを控えるベアーズは今週、ランニングバック(RB)のポジションでジョーンズを試している。

ベアーズのヘッドコーチ(HC)マット・エバーフラスは現地6日(火)に今回の変更について「彼はそれを歓迎しており、その多才な才能とスキルセットのおかげで、われわれはバックフィールドでオフェンスに新たな武器を加えることができると感じている」と述べ、こうつけ加えた。

「それが何かに発展することを願っている。これはシェーン(ウォルドロン、攻撃コーディネーター/OC)とオフェンシブスタッフが創造性を発揮し、ロースターの才能を最大限に生かそうとしている動きなのだ」

ベアーズが今オフシーズンにキーナン・アレンとローム・オドゥンゼを加えてワイドレシーバー陣を大幅に強化したため、ジョーンズはロースターに残れるかどうかの瀬戸際の状態でトレーニングキャンプを迎えていた。そんなジョーンズはキャンプを通じてバックアップ陣と行動を共にしている。

2022年ドラフト3巡目で指名されたジョーンズは、最初の2シーズンでキャッチに苦労していた。ジョーンズはキャリア通算で26試合に出場し、レシーブ11回で127ヤード、タッチダウン1回をマーク。2023年にはこのポジションでのニーズがあったにもかかわらず、レシーブわずか4回で20ヤードにとどまった。

ジョーンズは通算でラン17回、154ヤード、タッチダウン1回を記録。そのほとんどはモーションプレーによるものだが、昨シーズンにミネソタ・バイキングスと対戦した際にはバックフィールドから17ヤードのランをマークした。『Pro Football Focus(プロ・フットボール・フォーカス/PFF)』によると、ジョーンズは2シーズンで11回バックフィールドに並んでいるという。

エバーフラスHCは「彼には多くの才能がある。あちこちに移動することを受け入れている。おそらく前回、ロースターの端にいる選手や、レシーバーやハーフバックの5番目か6番目のポジションを争っている選手か、そのあたりについて話したときだったと思う。スペシャルチームの中核4人のうちの1人であれば、できることが多ければ多いほど、チームの広い範囲で自分の才能を生かすことができる。それはチームにとって良いことだと思う。それが彼の取り組んでいることだ」とコメント。

ジョーンズがベアーズのロースター入りを果たす最大のチャンスは、どこでもプレーできることを証明することだ。スペシャルチームでの役割が中心となるはずだが、ランニングバックへの転向が成功すれば、テネシー大学出身のジョーンズにドラフト3巡目指名権を費やしたベアーズに価値を与えることになるだろう。

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