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「パンサーズのことは気にしていない、レイダースの修正をしなければならない」とピアースHC

2024年09月18日(水) 14:19


ラスベガス・レイダースのアントニオ・ピアース【AP Photo/Steve Marcus】

現地15日(日)、ラスベガス・レイダースはボルティモア・レイブンズとのアウェー戦で10点差をひっくり返し、26対23で見事な勝利を収めた。次は先発クオーターバック(QB)ブライス・ヤングをベンチに下げた0勝2敗のカロライナ・パンサーズとの対戦となるが、レイダースのヘッドコーチ(HC)アントニオ・ピアースは相手チームの問題ではなく、自分たちのチームの問題を懸念しているようだ。

『Associated Press(AP通信)』によると、ピアースHCは月曜日に「われわれには修正すべきことがたくさんある」と述べ、こうつけ加えたという。

「昨日は勝ったが、第1クオーターにはたくさんのひどいところがあり、前半にもひどいところがあり、そして第3クオーターにもひどいところがあった。パンサーズのことは気にしていない。レイダースの修正をしなければならない」

日曜日の勝利は、第4クオーターの劇的な展開があってこそ実現した。レイダースは3回のポゼッションすべて(フィールドゴール、タッチダウン、フィールドゴール)で得点。レイダースがアウェーゲームで第4クオーターに記録した得点としては、2020年シーズン第17週のデンバー・ブロンコス戦(15点)以降で、最多得点となった。

ピアースHCは「第4クオーターのようなプレーをすべてのクオーターで見せなければならない」とコメント。

ピアースが修正すべき大きな課題の1つは、2週間にわたって不調が続いているレイダースのランゲームだ。レイダースは1試合あたりのランヤード(49.0ヤード)とラン1回あたりの平均獲得ヤード(2.51ヤード)でNFL最下位に位置している。ラン攻撃の問題により、クオーターバック(QB)ガードナー・ミンシューは長い距離のダウンに追い込まれることが多くなっているのだ。

ランゲームについて「ひどい」と表現したピアースHCだったが、ランニングバック(RB)ジョシュ・ジェイコブスの代役として先発しているザミール・ホワイトにすべての責任を押しつけることはしなかった。

ピアースHCは「ザミールのせいではない」と語り、次のように続けている。

「まずはフロントから始めないといけない。前線の大きな選手たちがブロックしないといけないんだ。それが肝心なところ。彼らも分かっている。数分後にはこの件について話し合うつもりだ」

レイダースのオフェンシブライン(OL)は今シーズン序盤からチームの弱点となっている。ランブロックの問題に加え、レイダースは2試合で合計サック9回を許しており、そのうち5回は日曜日に敵地で行われたレイブンズ戦でのものだ。

ヤングではなくQBアンディー・ダルトンを相手にすることは、ピアースHC率いるレイダースにとって予想外の展開だ。パンサーズはダルトンが先発を務めた昨季の1試合で最も実力を発揮していた。しかし、それは別のコーチングスタッフのもとでの、別のシーズンにおける出来事だ。この不確定要素が、シーズン第3週でレイダースが集中力を維持し、まだ勝ち星のない相手を軽視して罠にはまることを防ぐ要因となるはずだ。

【KO】