ニューオーリンズ・セインツのスターラインバッカー（LB）デマリオ・デービスがキャリア13年目にして初めて負傷により試合を欠場するようだ。

プロボウル選出を誇るデービスがハムストリングの負傷により、現地29日（日）に行われるアトランタ・ファルコンズ戦を欠場すると、セインツのヘッドコーチ（HC）デニス・アレンが金曜日に明かした。

アレンHCは「ケガのリスクがあると思われるような選手は出場させない」と述べ、次のように続けた。「特にあのような選手に関しては誰もそうさせない・・・。以前、キャム（ジョーダン、ディフェンシブエンド／DE）にも同じことをしなければならなかった時があった。こういったことすべてにおいて、何が適切か、選手とチームにとって何が正しいのかを常に考えている。それがこの種の決断のすべてだ」

デービスはこれまでにキャリアで1度だけ、2021年に新型コロナウイルス感染症（COVID-19）の影響で試合を欠場している。

デービスのように激しく、生産性の高い選手にとって、これは信じられない記録だ。サイドラインからサイドラインまで走るデービスは過去7年間にわたってセインツ守備陣の中心選手として活躍。ランを止め、スペースをカバーできるデービスはタイミングの良いブリッツを放つ能力も持っている。35歳という年齢でこれまで一度も試合を欠場していないのはデービスの強靱（きょうじん）さと、打撲やすり傷を乗り越えてプレーする能力を物語っている。

日曜日のファルコンズ戦でランニングバック（RB）ビジャン・ロビンソンを相手にするセインツ守備陣にとって、デービスの不在は大きな痛手となるだろう。

【KO】