ダラス・カウボーイズのクオーターバック（QB）トニー・ロモが復帰に向けて前進し続けている。

現地時間9日（水）、チームはロモが背中を負傷して以降、初めて練習にフル参加したと明かした。ヘッドコーチ（HC）ジェイソン・ギャレットは練習前、メディアに対してロモはスカウト担当チームと共に個人ドリルをこなすと伝えていた。

『NFL Network（NFLネットワーク）』のイアン・ラポポートは、ロモが今週行われる練習に問題なく参加することでリハビリ過程が終了となると報じている。第10週のピッツバーグ・スティーラーズ戦での復帰を目標に、リハビリに励んできたロモは順調に回復を見せているようだ。

Tony Romo getting reps in behind Mark Sanchez today. Passes looked good. pic.twitter.com/4BiX4NHCRj

— Jane Slater (@SlaterNFL) 2016年11月9日

HCギャレットは練習前に「トニーがどこまでプレーできるかを見る必要がある。ここ数週間で4度練習に参加し、その都度しっかり練習できていた。今回も個人練習を行わせるつもりだ」と説明した。さらにギャレットは「とりあえず今は1日ごとの進歩を見ることにする。他にもケガをしているプレーヤーは多数いるし、彼らもトニーと同じで1日ごとの進歩を見て判断していく」と付け加えている。

たとえロモの状態が万全になろうとも、今週末に行われるスティーラーズ戦では、QBダック・プレスコットが先発出場するだろうと考えられている。カウボーイズのオーナーであるジェリー・ジョーンズ氏は、ここまでカウボーイズを7勝1敗と牽引してきたプレスコットに引き続き先発QBを担当させると明言してきた。ロモが完全復帰した際に、プレスコットを選ぶか、ロモを選ぶかはHCギャレットにかかってくる。