現地2日（水）に行われるクリーブランド・ブラウンズの練習にポジティブな変化が起こる見込みだ。チームの中でも最も優秀で尊敬を集めるリーダーの1人が復帰する。

情報筋によると、昨年のシーズン第2週に複数の靭帯を損傷する膝の大ケガを負い、リザーブ／PUP（故障者）リストに置かれていたランニングバック（RB）ニック・チャッブが、水曜日から練習に復帰する見込みだという。プロボウルに選出されているチャッブは、シーズン第5週のワシントン・コマンダース戦には間に合わないものの、試合復帰までのスケジュールを3週間としていることから、チャッブとブラウンズが当初期待していた通り、シーズン中盤には試合に出場できる可能性が高まっている。

シーズン第4週が終了する月曜日以降に、各チームはPUPリストや故障者リザーブ（IR）、非フットボール疾病者リストに登録されている選手たちを練習に復帰させることができる。復帰する有力選手の中でも、注目度が最も高いのは間違いなくチャッブだ。

PUPリストに登録されている選手は、アクティブロースターに復帰するまでに3週間の練習が許可されており、チャッブの完全復帰には少し時間がかかるかもしれない。最後に記者たちと話した6月に、チャッブは「今の状況には満足しているし、回復は予定通り進んでいる。毎日少しずつでも良くなることが一番大事だ」と語っていた。

ACL（前十字靭帯／ぜんじゅうじじんたい）や半月板の損傷など、複数の負傷を治療するために2度の大手術を受けたチャッブが練習に復帰することは、完全復帰が可能であるという大きな兆しと言える。チャッブはチームに帯同しながら、現在の状態を目指してトレーニングを続けてきた。

ブラウンズとチャッブの代理人は、膝のケガがもたらす不確実性を考慮して、4月に契約内容を再交渉している。基本給は引き下げられたものの、チャッブはインセンティブをクリアすることで、以前の基本給である1,177万5,000ドル（約16億7,734万円）を手にすることが可能だ。

何よりも、スター選手の1人が復帰することは、ブラウンズにとって大きな士気向上につながるだろう。

他には下記の選手が練習に復帰する見込みだ。

RBクライド・エドワーズ・イレアー（カンザスシティ・チーフス）
ワイドレシーバー（WR）オデル・ベッカム（マイアミ・ドルフィンズ）
WRケンドリック・ボーン（ニューイングランド・ペイトリオッツ）
RBケンドレ・ミラー（ニューオーリンズ・セインツ）
WR　D.J.チャーク（ロサンゼルス・チャージャーズ）

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