膝に重傷を負ったランニングバック（RB）ニック・チャッブの回復への長い道のりも、いよいよ終わりに近づいている。

クリーブランド・ブラウンズのヘッドコーチ（HC）ケビン・ステファンスキーが現地9月30日（月）に報道陣に対し、チャッブが水曜日に練習に参加すると述べた。チャッブがフィールドに立つのは、2023年シーズン第2週にACL（前十字靭帯／ぜんじゅうじじんたい）と半月板の断裂――2回の手術を受けることを余儀なくされた――に見舞われて以来のことになる。

『NFL Network（NFLネットワーク）』のイアン・ラポポートは日曜日に、チャッブが水曜日に復帰に向けた練習期間を開始する見込みだと報じていた。ステファンスキーHCが月曜日に行った発表は、その報道を裏付けるものとなっており、それはブラウンズのスターランニングバックにとって非常に明るい兆候だと言えよう。しかし、だからと言ってチャッブがシーズン第5週にすぐにフィールドに立つことが保証されるわけではない。

チャッブが試合に復帰する時期について質問されたステファンスキーHCは、「あまり先のことまで考えるつもりはない」と返答。

「彼はとても熱心に取り組んでいる。自然な流れとして練習を開始するということだ。彼はその準備ができているし、私たちはそこからどうなるかを見守っていく。水曜日以降のことはあまり考えていない」

チャッブはPUP（故障者）リストに登録された状態でレギュラーシーズン開幕を迎えたため、2024年シーズン最初の1カ月で欠場を余儀なくされた。シーズン第4週の月曜夜にダブルヘッダーで行われた試合が終了した後、NFLの各チームはPUPリストや故障者リザーブ（IR）、リザーブ／NFI（非フットボール故障者）リストに登録していた選手たちを練習に復帰させられるようになっている。復帰する選手の中でも、チャッブは特に注目度が高い存在だった。

チャッブは水曜日に練習期間を開始する見込みで、ブラウンズがロースターの調整を余儀なくされるまでの21日間、その期間は続く。ブラウンズとチャッブが十分に安心した状態でアクティブロースターへの登録に踏み切るには、1週間から2週間かかるかもしれないが、練習に復帰すること自体が、チャッブにとって重要なチェックポイントとなる。

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