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スティーラーズOLBワットが史上2番目の速さでサック100回を達成

2024年10月07日(月) 13:37


ピッツバーグ・スティーラーズのT.J.ワット【AP Photo/Gene J. Puskar】

NFL入りした2017年から相手クオーターバック(QB)を圧倒し続けているピッツバーグ・スティーラーズのアウトサイドラインバッカー(OLB)T.J.ワットが、パスラッシュの分野で新たな高みに到達した。

ワットは現地6日(日)に臨んだダラス・カウボーイズ戦で、クオーターバック(QB)ダック・プレスコットを倒し、キャリア通算100回のサックを達成した。ワットは第2クオーターにラインバッカー(LB)ニック・ハービックとともにプレスコットの方へ向かい、サック0.5回を記録して通算サック数を100回に伸ばしている。

ワットはその過程でヘルメットを落としつつ、プレスコットにファンブルを強いた。そのボールはハービックが拾い、試合の流れを変えるターンオーバーとなっている。

キャリア通算109回目の試合に出場したワットは、113試合でサック100回を達成した殿堂入り選手のデマーカス・ウェアを上回り、NFL史上2番目に速いペースでこの偉業を成し遂げた選手となった。最速記録を持っているのは殿堂入りを果たしたレジー・ホワイトで、わずか96試合で達成している。

プロボウルに6回選出され、2021年AP通信NFLディフェンス部門年間最優秀選手賞を獲得した経歴を持つワットは、日曜日の試合を迎えるにあたり、キャリア通算99.5回のサックを記録していた。

29歳のワットが殿堂入りへの道のりを歩んでいるのは明らかであり、毎週のように支配的なプレーを見せている今季は、キャリアで最も素晴らしいシーズンの1つとなる可能性が高い。

ワットと現役を引退した兄のJ.J.ワットは、それぞれが100回のサックを記録した、NFL史上唯一の兄弟となっており、歴史に新たな1ページが加わっている。

T.J.は今季中に兄のJ.J.を通算サック数で追い抜くかもしれない。J.J.はキャリアを通じて114.5回のサックを記録しており、それはNFL史上24位にあたる数字だ。

1シーズンあたりのサック数で3回リーグトップに立ったT.J.ワットが、2021年シーズンに記録したサック数(22.5回)は歴代最多タイとなっている。サック記録で偉業を成し遂げるのはワットにとって珍しいことではなく、日曜日の試合以降にもさらに新記録が生まれる可能性が高い。

【RA】