膝の大ケガから1年以上を経て、待望されていたランニングバック（RB）ニック・チャッブの復帰がまもなく実現しそうだ。

クリーブランド・ブラウンズのヘッドコーチ（HC）ケビン・ステファンスキーが現地18日（金）、日曜日にホームで迎え撃つシンシナティ・ベンガルズとの試合でチャッブの出場を期待していると明かした。

出場ステータスがクエッショナブルとされているチャッブは今週の練習にフル参加しているものの、ベテランのチャッブが正式に復帰するにはPUPリスト（身体的に出場不可能と指定されている選手のリスト）を脱する必要がある。

チャッブは10月3日にPUPリストから復帰するための最終段階となる21日間の期間をスタートさせた。昨シーズン第2週に複数の靭帯を断裂する膝の大ケガを負った28歳のチャッブにとっては長い道のりだった。このケガで幾度も手術を余儀なくされた。

練習復帰に際して「現実とは思えなかったし、夢みたいだった。ずっと闘ってきた。やっと肩の荷が下りて、やっと戻ってこられたのは本当にうれしかった」とコメントしていたチャッブ。

オフェンスが苦戦し、いまだ1勝にとどまるブラウンズにとって、フィールド上でのチャッブの存在は、試行錯誤中のチームのみならず、試練のシーズンを過ごすチームを応援するブラウンズファンにとっても大きなものになるだろう。

ブラウンズは現在、1試合平均240.2ヤード（32位）、15.8得点（29位）という成績だ。弱体化したオフェンスラインは今季の懸念材料であり、チャッブの存在が自動的にそれらの問題を解決に導くわけではないとはいえ、ファン人気の高いチャッブの復帰はハンティントン・バンク・フィールドに駆けつけるファンに特別な瞬間をもたらすはずだ。

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