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ジェッツ戦を前に先発QB決定を心のうちにとどめるスティーラーズのトムリンHC

2024年10月19日(土) 14:39


ピッツバーグ・スティーラーズのラッセル・ウィルソン【Brooke Sutton via AP】

ピッツバーグ・スティーラーズのヘッドコーチ(HC)マイク・トムリンは現地20日(日)に控えるニューヨーク・ジェッツ戦の先発クオーターバックを心に決めながらも、まだそれを明かそうとしない。

金曜日、報道陣に「(先発を指名する準備は)できているが、内部情報にとどめておく。(ラッセル・ウィルソンは)シャープな状態だと思うし、ジャスティン(フィールズ)もシャープだ。両選手から、ユニット全体から、非常に生産的な1週間を感じ取れている」と話したトムリンHC。

シーズン序盤の6週間を棒に振ったウィルソンは今週の練習ではファーストチームのレップスに参加、木曜日にはサンデーゲームに出場する可能性に触れていた。フィールズはスティーラーズの4勝2敗に貢献したものの、オフェンスのアップダウンは認めざるを得ず、とりわけパス攻撃は波があった。

フィールズのダイナミックな走力を考えると、スティーラーズはディフェンスに変化をもたらすべく両方のクオーターバックを生かせる。トムリンHCはそれぞれがジェッツ戦でプレーする可能性は「確かにある」としている。

トムリンHCが口を閉ざす一方で、ワイドレシーバー(WR)ジョージ・ピケンズがチームのプラン、あるいは少なくとも彼自身の予想を示唆する形で、「これが初先発になるから」練習後にウィルソンと追加練習に取り組んだと打ち明けた。

ウィルソンは1番手のクオーターバックとしてトレーニングキャンプに入ったが、ふくらはぎの負傷で練習への参加が制限されてしまい、ウィルソンのケガによってフィールズに先発のおはちが回ってきた。

金曜日の時点でトムリンHCが話したがらないのは理にかなっていると言えよう。なぜなら、少なくともジェッツはシーズン第7週の試合に向けた最後の数日間、いずれのクオーターバックが出てきても対応できるように準備しなければならないからだ。

トムリンHCによれば、先発を決めるのは指揮官自身だという。

攻撃コーディネーター(OC)を務めるアーサー・スミスが先発の決定にどの程度のインプットを持っているかと聞かれたトムリンHCは「私が判断する」と答えた。

【C】