自身の立場について「私にはコントロールできない」とジャガーズHCペダーソン
2024年11月18日(月) 08:58ダグ・ペダーソンのジャクソンビル・ジャガーズのヘッドコーチ(HC)としての任期が終わりに近づいているかもしれない。
ペダーソンHC率いるジャガーズは現地17日(日)に行われたデトロイト・ライオンズ戦で52対6という屈辱的な大敗を喫した。この試合は、『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートがジャガーズはモータウンでの試合で敗れた場合に体制を変更する可能性があると報じてから24時間も経たずに行われたものだ。
今回の敗北は歴史的なものとなっており、ジャガーズは試合開始から7回連続で相手にタッチダウンを許してシーズン通算成績を2勝9敗に落とした。そして、ペダーソンHCは日曜日がジャガーズのヘッドコーチとして臨む最後の試合になった可能性はあるかと尋ねられている。
ペダーソンHCは「私にはコントロールできない」と報道陣に述べ、こう続けた。
「いいか、私は長年リーグに関わってきた。そうなるときはそうなるものだ。だが、それと同時に、私にはまだやるべき仕事がある。それはここで2週間後に行われる地区内の強豪との試合に向けて準備をすることだ」
ペダーソンHCはアーバン・マイヤーがヘッドコーチを務めていた1年間で混乱に陥ったフランチャイズに秩序をもたらすべく、2022年にジャクソンビルにやってきた。
ペダーソンHC時代は順調なスタートを切り、ジャガーズはその就任初年度にAFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)南地区制覇やディビジョナルラウンド進出を達成。しかし、2023年シーズンを8勝3敗という成績でスタートさせた後、ジャガーズは崩壊し始めた。
昨シーズン終盤に1勝5敗と低迷し、プレーオフ進出を逃したジャガーズ。2024年シーズンは今回のライオンズ戦を最底辺として、オーナーのシャド・カーンの高い期待を大きく裏切る結果となっている。
ペダーソンHCは試合後に「悔しいし、腹が立つ」とコメント。
「それは、今週に向けてあれだけ力を注いできたのに、今回みたいなプレーをしたことに対する感情だ。だから、悔しいのだ。私たちの休み(バイウイーク)は明らかにちょうどいいタイミングで来た。みんなは少し離れる必要がある。コーチも、選手も、リフレッシュしてエネルギーを充電しないといけない。だが、まずは週の序盤の時間を使ってしっかりと内省し、コーチとして何が良くて何が良くなかったのかを振り返って学ばなければならない」
「これは私たちに与えられた素晴らしい機会だ。あと6試合残っていて、そのほとんど、つまり6試合中4試合が地区対決だから、面白くなるだろう。まだチャンスはある」
シーズン第12週のバイウイーク中にスタッフを変更する可能性を除外しなかったペダーソンHCは、左肩を負傷したクオーターバック(QB)トレバー・ローレンスの復帰時期について話すのは時期尚早だと述べた。
ジャガーズは12月1日(日)【日本時間2日(月)】にヒューストン・テキサンズを迎え撃つ予定だ。
【RA】