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ブラウン暫定OCとの練習と連携が直近の進展の要因と語るベアーズQBウィリアムズ

2024年11月28日(木) 13:37


シカゴ・ベアーズのケイレブ・ウィリアムズ【AP Photo/Kamil Krzaczynski】

シカゴ・ベアーズのクオーターバック(QB)ケイレブ・ウィリアムズは暫定攻撃コーディネーター(OC)トーマス・ブラウンの指揮下で出場した最初の2試合で著しい進歩を見せている。

その違いは明白だ。シーズン第8週から第10週にかけて3連敗を喫したことを受け、ベアーズはシェーン・ウォルドロンを解雇し、代わりにブラウンを起用。すると、前述の3連敗した試合で平均156パスヤード(タッチダウンなし)にとどまっていたウィリアムズが、直近の2試合では平均285.5パスヤードを獲得し、シーズン第12週には2回のタッチダウンも決めている。

現地26日(火)、ウィリアムズは報道陣に対応した際に、組織全体を称賛し、自身の進歩に対する時間の経過そのものにも感謝した。

「課題に費やしてきた時間が間違いなく役立ったと思う」とウィリアムズは説明している。

「試合や練習、それに春から夏にかけての時間を通じて、課題に費やしてきた時間がものすごく重要だったと思う。課題に費やす時間を持てること、それに勝るものはない。それによって明確さや信念を得ることができたと思う」

「自信とは、谷間にいても山頂にいても変わらず持ち続けるもので、そのまま前に進むんだ。谷間を抜けて頂点に達したときは、そういう浮き沈みを経験するんじゃなくて、そこにとどまる方法を見つけ、安定したいと思うはず。それらはすべて、時間をかけて取り組み、決断力を持ち、選手やコーチたちとオープンなコミュニケーションを取れたからこそ得られるものだ。そこから俺たちは成長した」

それはウィリアムズの生産性が向上した理由として理にかなった説明だが、ブラウンの昇進にも触れる必要があるだろう。ブラウンがオフェンスのプレーコールを引き継いでから、よりまとまりを見せ、より一貫してウィリアムズを守っているベアーズは、単純にプロのオフェンスにふさわしいパフォーマンスを発揮している。ウィリアムズは絶え間なくプレッシャーを受けながら走り回っていた状況から、より自信を持って精度の高いパスを投げ、活躍するようになっている。足を使ったプレーも続け、鋭いフットボールを展開しているが、今ではオフェンス全体がウィリアムズをサポートしており、結果としてベアーズは去る日曜日に行われたNFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)北地区のライバルであるミネソタ・バイキングスとの試合で番狂わせを起こしそうになった。

ウィリアムズはブラウンについて「俺たちの連携については、俺のプレー能力と彼の指導が今のところ、かなりうまくかみ合っているんだと思う」とコメント。

「前はそんなにたくさん話していなくて、そういう機会もあまりなかったのに、彼は俺のことをよく理解してくれていると思う。俺やこのチームにいる選手たちのことをよく理解してくれている。それはこれからも深まるはずだ。俺たちが今週、この挑戦に立ち向かうことが、それを示す新たな証拠になるだろう」

5連敗を喫したにもかかわらず、ベアーズはNFC北地区で自分たちより上位に位置するチームとの直近の2試合で手強さを示し、新たな楽観的な見通しを持って取り組んでいる。今後の道のりも決して平易ではなく、現在10勝1敗のデトロイト・ライオンズとの2試合をはじめ、敵地でのサンフランシスコ・49ers戦やミネソタ・バイキングス戦、グリーンベイ・パッカーズ戦、そして、シアトル・シーホークスとのホームゲームが控えている。

最終的な結果が明るい未来を示唆するものではないかもしれないが、ウィリアムズはこの2試合で批判者たちを黙らせた。現在、ベアーズファンが抱いている唯一の疑問は、ブラウンが最初から攻撃コーディネーターを務めていたら状況は違っていたのかということだ。

ウィリアムズは「シーズンの途中に別の人が入ってくることがなければ、その人を理解するより良い機会を得られるし、もっと話したり、その人やその家族ともっとたくさん過ごしたりできる」と話している。

「それは助けになるだろうけど、今の状況はそうじゃない。トーマスと過ごすのは3週目だ。俺たちが試合で良いパフォーマンスを発揮することが、この関係を深める助けになる。試合中や練習場、施設でのオープンなコミュニケーションが、その関係を形作っている」

ウィリアムズの言う通りだ。ベアーズにとって、もしもの話に思いを巡らせるのは時間の無駄だ。ベアーズはフランチャイズクオーターバックを手に入れ、当然ながら未来に視線を向けている。そして、その未来はこの2週間を経て、以前よりも希望に満ちたものに見えるようになった。

【RA】